「本当の救い」とは「仏法(仏道)」を知(識)れば、この教え以外にないと思います。
何故ならば、「一切の教え」というものは、今私たち衆生が「我見」を起こしている「私が」という観念で生きているその観念の上に出来た教えだからです。
自分で始末がつかないので「此の物」をどうにかしてくれるものはいないのかという教えを起こすのです。
そうすると自分より大きい物という観念を自分で生んでおいて、それをただ「神(ここでいう神とは欧米でいうところの神です)」と結びつけただけなのです。
ですからそれは「神に対しての信仰が足りない」というだけで、それでお仕舞いです。
「本当に神を信じるように」といわれても「本当、実物の神」を見ないのに無理な話です。
ところが仏法というものは「本当(実物)」を見たら信じるなといわれても、疑えといわれても疑えない教えなのです。
そういうところが「他の宗教」とは全く異なった教えであるということです。
そのくらい確かな教えです。
ですから、「理性の世界(欧米)」において「仏法(仏道)」が重要視されるのは当たり前なのです。