活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

心外無仏法6

2020年04月26日 | 法理

「大通智勝仏(だいつうちしょうぶつ)」は十劫(じゅうごう)もの長い間、坐禅をしたけれども仏法の神髄を究めることが出来なかったという話があります。

 

これも「心外に仏法を求めたから」だといえましょう。

 

このように余るところ無く、欠けるところも無いのが、私たち衆生の今の様子です。

 

此の事が如何しても自分で納得出来なければ「暫く暫く」です。

おシャカ様や歴代の覚者の教えに従って修行し、しかるべき指導者に「聞法(もんぽう)」をしなければならないのではないでしょうか。

 

その究極に「本来迷っていない」ということに気付く事が修行の要諦です。