活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

随他去2

2017年11月30日 | 語録

私たち衆生は「人」を認めてから、「生きている」と、こういいます。

あるいは、人間(にんげん)の機能がなくなった人を「死んだ」と

いいます。


もともと、「いつから私たちの生命が始まったのか」ということは

わかりません。


私が「私」というものを認めてから、そういうものが始まってきた

わけです。


ですから、同じ因果の法則に従って、ある時は「人」になり、

ある時は「樹木」になり、さまざまな形が出来上がって来ている

ではありませんか。


元を正せば皆、「四大」です。

「地・水・火・風」です。


ですから、「見性」というものが、どうしても必要になって

くるのです。