活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

惑い1

2017年11月19日 | 法理

歴代の覚者が言われるのに、「必ず自己を忘じなさい」と。

 

「自分があってもよろしい」というような教えをした人は

一人も居られません。

 

みんな本来、「私」というものが無いにもかかわらず

「有るかのごとく」に妄想しているのです。

 

それは「迷い」です。

「迷いに迷わされている」訳です。

 

「自分」というものは、どこを探しても無いのです。

 

「自我」だとか、「本来(本当)の自己」とかよくいいますが

どこを探しても、そういうものは無いのです。