活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

心外無仏法6

2017年11月28日 | 仏教

「大通智勝仏(だいつうちしょうぶつ)」は十劫(じゅうごう)

もの長い間坐禅をしたけれども仏法の真髄を究めることが

出来なかったという話も「心外無仏法(心外に法を求めた)」

だと言えましょう。

 

このように余るところなく欠けるところもないのが私たち衆生の

様子です。

 

このことがどうしても自分で納得が出来なければ、しばらく、

しばらく、です。

 

おシャカ様や歴代の覚者の教えに従って坐禅をし、しかるべき

指導者に「聞法(もんぽう)」をしなければならないのでは

ないでしょうか。

 

その究極に、「本来迷っていない」ということに気付くことが

修行の要諦です。