活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

心外無仏法3

2017年11月25日 | 仏教

「人は本来迷っていない」ということを知(識)って、自心

(自身の心)のほかに悟りを求めてはいけないのです。

 

この「迷っていない」ということを知(識)ることを「悟り」と

言っているのです。

 

「梵網経(ぼんもうきょう)」では、「心地(しんち)」といい、

法華経では「実相」といっていますが、迷いとか悟りというのは

仮の名前で、その本体は「無自性(自性が無い)」であるという

ことを実證(自分自身で證明)しなければなりません。

 

「心外無仏法(心の外に仏道も仏法も無い)、(今の外に仏法は無い

ということ)」です。