活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

本心 1

2016年06月13日 | 法理

古人が書物を著わした精神は、「本心」 を見つけさせたいばかりなのです。

書物の文字には必要がないのです。


私たち衆生は 「本心 」を見つけなければならないのです。

「本心」 を見つければ、あとの文字の関係は必要ないのです。


例えば、「般若心経」 というものは、私たち衆生の心を写した写真なのです。

今日の私たち衆生は長いとか短いとか、広いとか狭いとか 「時間・空間の間」 に

住んでいるので、それは限られるのです。

「生死の間」 を往来しているのです。


ですから、「生死」 を没却することが出来ないのです。

生き死にが気にかからない様にならないといけません。


そして、「超然たる実生活」 をしなければなりません。

それには 「本心を明らめること」 が一番大切なのです。