活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

論語一篇の大意

2016年06月09日 | 仏教

“論語一篇の大意” について、故 副島種臣(そえじま たねおみ)氏曰く、

「門を出でては大賓(だいひん)を見るが如くし、民を使うには大祭に承(つか)えまつるがごとくす、

己れの欲せざる所は人に施すこと勿れ、邦に在りても怨み無く、家に在りても怨み無し」

と。


“家の外で(人にあうときに)は、大切な客にあうかのようにし、人民を使うときには

大切な祭を行うかのようにし、自分の望まないことは人にしむけないようにし、

国にいても怨まれることがなく、家にいても怨まれることがない”


「敬」 の意、「愛」 の発動です。

犯すべきを強いて犯さぬのではありません。

本来一つのものですからどうしても犯すことが出来ないのです。


「天地」 は一枚の光明(こうみょう)雲海です。

荘厳(しょうごん)雲海なのです。