活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

符号 4

2015年07月09日 | 法理
次に「自己をわするるというは、万法に證せらるるなり」と示しておられます。

「万法」とは一切の「差別 (しゃべつ) の法」です。

「證せらるるなり」とは、一つに成るという事です。


今は、相対的なものの見方をしていますが、実はそうではないのです。

もともと相対的なものの見方というのは、「符号」の部分と「自分」というのがあるからそうなるのであって、一つに成ってみれば相対的な見方がなくなります。

一つに成れば、間違いなく道というものは無くなります。

それを「證せらるる」と言います。