CORRESPONDANCES

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Salvatore Adamo

2013年05月02日 16時10分06秒 | 海外の放送

若い人たちは年取ったAdamoしかご存知ない。前から若いAdamoを紹介したいと思っていた。彼のヒット曲の大半は60年代、これほど日本人の生活の中に浸透したシャンソン歌手はほかにいないだろう。
勿論それは越路吹雪におうところも大きい。

Catherine CeylacがSidaction2013でGottingenを歌ったという情報が入ったので探したのだが見つからなかった。その代わり彼女の「紅茶にしますかコーヒーにしますか」でAdamoの一時間番組をみつけた。日本ではAdamoが一番人気がある、ということはもはやフランス人の知るところとなっているようだ。ベルギー人のJacquesでさえ、日本におけるAdamo人気はよく知っていた。だから番組にも日本が現れる。日本語でも少し歌ってみたりする。日本の歌手が彼の曲をカバーしているというところでは、忌野清志郎のfilmが登場した。それよりそのあとで、ホンの少しだけとは言え「美空ひばり」が映し出されたのには驚いた。
ギター一本で番組内で弾き語りをするのだが、高音部が思うように出ない。音痴ではもちろんなくて、声が出ないのだ。しかし真剣に歌うので、それを咎める気には誰もならない。素敵に年齢を重ねている。声が出にくそうなところは森進一を思い出させる。真摯な態度があれば、これくらいはプロとしても許容範囲なのだ。むしろ魅力的でさえある。私の好きな詩人がAdamoファンだったので、私もよくAdamoを聞いた。外出にはいつもテイプレコーダーを持参していた時期があり、新宿のPIT INでADAMOがかかっていて、それがたまたま持参のテイプに入っていたことがある。それをあとで何度も聞いた。私は従ってADAMOを聞くと、PIT INといつもひとり夜汽車に乗っているように心もとなかった青春の日々を思い出す。

Salvatore Adamo The ou Cafe 一時間番組
右側の大きな三角をクリックする。
ラッパのマークの右隣のサイコロのようなものをクリックすれば大画面になる。
いつもいつも感心するのだが、
スタジオセットの配色には素晴らしいセンスを感じる。毎回脱帽である。

 



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