CORRESPONDANCES

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Barbara : La solitude 孤独 

2015年10月15日 23時57分09秒 | Barbara訳詩集

ひとつ恋が終って家に帰ってくると、そこに彼女が待っている。部屋にまで入ってきて、やけに優しくしてくれる。それは私のところに再び帰ってきた、孤独、ラ・ソリチュード
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あなたを見たのは
門の前だった
入ろうとして 立ち止まったわ
つけて来たのね
恋の死をかぎつけ この私に
あなたを思い出させるため
戻って きたの

あなたのうつろな口元
くまのある目のふち
恋心を縛りつけ 魂を悲しませ
朝を暗くし 
夜をおびえさせ この私に
あなたを思い出させるため
戻って きたの

あなたの黒い悲しみの服
乱れきった髪の毛
絶望の顔色 あいたくなんかないわ あんたなんかお願い
帰ってちょうだい
近寄らないで
夏だというのに
冬をもってきた あなた

わたしは望む
春と恋に酔い続け
愛のために 高鳴るこころ そうよ
愛のためだけに
死ねる女だと
死の直前まで
言い続けて いたい

あなたは言うのね
「ドアを開けなさい」と
私のベッドに 入ろうとするのね
部屋のどこにも
あの人はいないわ
ランボーも ベルレーヌも
もう誰も 読みはしないわ

そして あなたは眠りもしないで
私の腰に手を回し
私を膝に座らせ 私をいたわる 何故?
あの人が言ったの
帰ってやれと
私のところへ
帰って ゆけと

ラ・ソリチュード (孤独)
ラ・ソリチュード (孤独)


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Barbara : La solitude 孤独
訳詩:Bruxelles 
PLANETE BARBARA

 



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