たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

池上彰の領土問題解説

2012年09月30日 | その他

昨晩のテレビ番組、私の住む東海地区は東海テレビですがフジ系列、土曜プレミアム「池上彰が緊急生解説!  そもそも領土ってなんだ?」ご覧になりましたか。
2時間10分もの長時間番組でしたが、尖閣諸島、竹島の領土問題を、珍しい映像や歴史資料を使って、なぜ日本の領土なのかを、わかり易く解説しましたね。

こういう、良質番組を新聞は番組紹介コーナーでもっと宣伝してくれるといいのにと思いました。もちろん再放送を望んでいます。国民必見の番組でした。 

池上彰さんはいいですね。私は現職時代の何十年も前からNHK日曜日の夕方でしたか、「週間こどもニュース」をよく観ました。あの控え目なお母さん役で、好感が持てた柴田理恵さんは昨晩も出ていましたね。

それにしてもお隣の国、中国、韓国はなかなか付き合いにくい国民性の隣人だと、再認識しました。特に中国は領土問題ではベトナムやフィリッピンとも事を起こしていて、嫌悪感が一段と増しました。
日本とは以前から政冷経熱ですが、田中角栄さんの日中国交正常化交渉への決意と、当時の政治情勢も昨晩の番組でよく理解しました。
折しも今朝の新聞は、あの田中真紀子さんを閣僚に起用する検討に入ったと、野田総理もなかなかやりますね。対中関係改善へのメッセージを込める狙いもあるとか。期待しましょう。

喫茶店で読んだ週刊文春、9月20日号 阿川佐和子の対談シリーズ、台湾元総統李登輝さんとの対談で、李氏は「尖閣諸島は昔も今も日本の領土である。1895年日本は中国清朝支配が及んでいないことを確認した上で、日本の領有を宣言した。同じ年に日本は台湾を支配下においた。昔は台湾と日本の漁船が仲良くここで漁をしていた。1971年に中国が一方的に領土宣言をした。中国も台湾の馬英(マーインチウ)、国民党政権も領有を主張することは、歴史を知っているから、間違った主張だ」と、嬉しいことを言っておられる。若い頃京大で学んだ知日派だとしても、よくここまで踏み込んで言っていただいたと感謝します。

自民党総裁選はまさかの結果でしたね。維新の会と連携を報じられた頃から、なんで?と久しぶりに安倍晋三氏の名を目にしましたが、何となく隙間をついて立候補し、いつも間にやら当選してしまった感じです。
平成の明智光秀と麻生太郎さんが命名した途端、石原伸晃幹事長は当選の目が消えましたね。麻生さんも安倍さんを推し、落選したら人事で冷飯だと配下に活をいれ応援されたのはさすが。
阿部さんの治療法のないという珍しい大腸の病気も新薬、漢方だったかな、劇的に効いて健康は大丈夫だとの事ですが、激務に耐えられるでしょうか。昭恵夫人は森永製菓の創業者の娘さんで確か二人には子供がなかったが、前の首相のとき、奥さんに「死んでしまいます」と忠告され、内閣総辞職に至った。

今年の夏も暑くて私は好物の「森永ジャンボ最中」のアイスを沢山食べたので、少しは安倍さんの選挙資金に貢献したかな? 


OB会ゴルフコンペ2

2012年09月29日 | ゴルフ

片山津ゴルフ倶楽部(日本プロゴルフ協会ホームページから借用)

表彰式も終わり散会した後、少しパット練習しました。スタート係の研修生に、OB会コンペの成績が全員高レベルだったと話すと、「距離が短くともグロス70台が二人もとは立派だ」と誉めてくれました。
このコースには、若い新人女子プロがいます。彼女は、今日は休みでした。
ハウス前の練習レンジが立派なコ-スですが、そのレンジに明らかにアマではないスイングをする若い女性が遠くから見えました。
気になって側へ行って失礼してお尋ねすると、九州宮崎から来たトーシン所属中園美香プロでした。
来年のプロゴルフツアーに参加資格を得る、クオリファイング・トーナメント(QT)にチャレンジするため、仕事のお手伝いはせず合宿練習だそうです。「1週間前に来たばかり、1ヶ月ほど滞在します、よろしく」と挨拶してくれました。彼女の予選会場は福岡だとか。頑張ってください。

スタート係で仕事をしていた、先般の「トーシン・トーナメントIn涼仙」に推薦出場した男子研修生は、予選2ラウンドを1オーバーで予選落ちし残念がっていました。
彼は、暑い8月末のプロテスト・ファイナルラウンド4試合も、残念ながら2打及びませんでした。
プレ予選、一次、二次、合計7ラウンドをすべて10位と上位で通過し、ファイナル・テストに挑戦しました。ファイナルは全国の4会場から勝ち上がった選手138名が一同に競うので厳しい戦いになりました。会場は名門の石川県片山津ゴルフ倶楽部・白山コースでした。

女子プロテストは前の年の実績で、二次、三次テストの途中から参加できるシステムですが、男子プロテストはすべてご破算で、また来年もプレ予選から挑戦する厳しさです。経済的にも大変で頑張れと励ましてきました。
彼等が夢に向かってチャレンジすることは尊いことです。結果はともあれそのプロセスが人生の中で輝いて残るでしょう。

 


OB会ゴルフコンペ

2012年09月28日 | ゴルフ

                   涼仙ゴルフ倶楽部18番ホール
昨日は朝方は肌寒いくらいの気温でしたが、日中は30度を越す暑さになりました。
この日は元勤めた会社の退職者の親睦組織・旧友会のゴルフコンペでした。参加者は大変多く35名になりました。県下の地方ごとにそれぞれやっているようですが、私の所属する地区は年4回開催の公式行事です。

気心も知れた懐かしい仲間の会なので、気兼ね要らずの楽しい会です。会場は私のホームコース・TOSHINさくらHills(トーシンさくらヒルズ)ゴルフ倶楽部で行われます。私の結果はグロス91、H’C19、ネット73、順位20位と上出来で、飛び賞をいただきました。

惜しいことに、おっちょこちょいの軽率者なので、OUTで誤球の違反プレーをやってしまいました。同伴者の球と同じようなところへ飛び、よく球を確認せず同伴者の球を間違えて打ってしまったのです。相手から指摘され自分の球は草に隠れたラフにありました。
2罰打を加え自分の球(正球)で打ち直さないと競技失格です。誤球をプレーした打数は計算されません。誤球された相手は、球があった位置に、別の球をプレースし(そっと置き)、プレーしなければなりません。大変失礼しました。

「無理しないで、楽しんで下さい」と会長からスタート前の挨拶がありましたが、無事全員ホールアウトできました。今日のコース設定はコーライ芝のグリーン、距離は少し短めです。
  ・参加者年齢構成 60歳代14名、70歳代19名、80歳代2名の計35名です。私は上から5番目の年長者でした。
  ・驚いたことに皆好成績で、幹事様の成績報告のメールでは、参加者35名のアベレージは、グロス89.0、ネット70.8、ネットのアンダーパーが13名。パー71のコースであったにしてもすごい・・・・。

グリーンコンディションはあまり良くないのに、これには私もビックリ。皆、ゴルフ、家庭菜園などを楽しでいて、スローライフの結果でしょう。


お彼岸法会4

2012年09月27日 | お寺参り

誓願 第18願

“法蔵菩薩が(世自在王仏のもとで修行中に)建てた六八の願は、その第1から第48に至るまで、悉(ことごと)くが衆生済度の大願であるが、そのいずれにも、「かくあらば(またはかくあらずば)正覚を(しょうかく)をとらじ」と契(ちか)っている。もろもろの衆生の悩みを済(すく)い、この世から浄土へ彼等を渡さぬ限りは、仏とはならぬとの義である。---その中でとりわけ凡夫のため用意した一願がある。---本願中の本願、まさに「王本願」とか「願王」といわれる---それが第18番目に記された願なのである。”
 以上の引用は「南無阿弥陀仏」柳 宗悦(やなぎ・むねよし)著 岩波文庫 解説は何度も講演を聴いた今井雅晴氏で、柳宗悦氏の晩年の傑作と評価され、格好の仏教入門書とあります。

仏説無量寿経から
設我得仏、十方衆生、至心信楽、欲生我国、乃至十念。若不生者、不取正覚。唯除五逆、誹謗正法。
せつがとくぶつ じっぽうしゅじょう ししんしんぎょう よくしょうがこく ないしじゅうねん にゃくふしょうじゃ ふしゅしょうかく ゆいじょごぎゃく ひぼうしょうぼう

これが第18願です。文語訳は
たとい我、仏を得たらんに、十方の衆生、心を至し信楽(しんぎょう)して我が国に生まれんと欲(おも)うて、乃至十念せん。もし生まれずば、正覚を取らじ。ただし五逆(ただごぎゃく)と正法(しょうぼう)を誹謗(ひぼう)せんをば除く。

信楽とは 教法を信じ,これに喜び従うこと。浄土真宗では,弥陀の本願を信じる心。
五逆とは 5種の最も重い罪、父を殺すこと、母を殺すこと、阿羅漢を殺すこと、僧の和合を破ること、仏身を傷つけることをいう。
乃至十念 「南無阿弥陀仏」と名号を十回唱えること。
正法とは 正しい教え、すなわち仏法。 誹謗とは そしること。

十念について、阿弥陀浄土に往生するためには、法然は十回、口誦念仏を唱えることと解釈した。親鸞は一度念仏すれば、既にそれで往生できる、念仏する心が起こったとき(アもスもない瞬間=これを一念と、ある師はいわれました)、既に阿弥陀仏の方からおさめとって下さるのだと解釈した。(出典:歎異抄入門 梅原猛 著 PHP文庫) 

“---阿弥陀如来の物語とても同じく創作で、歴史的事実ではなく、かかる空想を元に宗教を立てることに懐疑を抱く人も出よう。---
----聖徳太子は、はっきりと「世間虚仮(せけんこけ)、唯仏是真(ゆいぶつぜしん)」(この世のことは虚(うそ)で仮で、唯仏ばかりが真である)といわれた。-----“
引用「南無阿弥陀仏」柳 宗悦(やなぎ・むねよし)著 岩波文庫

お彼岸法会の講師は「宗教は、自然界や人間社会の現象をさまざまに解釈するためのものではなくて、その中で生きる私の心のあり方を問うものです」、「素直な心で受けとめてください」と教えられました。


お彼岸法会3

2012年09月26日 | お寺参り

念仏法語(横川法語:よかわ法語)

それ、一切衆生、三悪道(さんまくどう)をのがれて、人間に生まるる事、大いなるよろこびなり。身はいやしくとも畜生におとらんや、家まずしくとも餓鬼にはまさるべし。こころにおもうことかなわずとも、地獄の苦しみにはくらぶべからず、世のすみうきはいとうたよりなり。人かずならぬ身のいやしさは、菩提をねがうしるべなり。
このゆえに、人間に生まるる事をよろこぶべし、信心あさくとも、本願ふかきがゆえに、頼まばかならず往生す。念仏もの憂けれども、唱うればさだめて来迎にあずかる。功徳莫大なり。此のゆえに、本願にあうことをよろこぶべし。
また妄念はもとより凡夫の地体(じたい)なり。また妄念の外(ほか)に別のこころなきなり。臨終の時までは、一向に妄念の凡夫にあるべきとこころえて念仏すれば、来迎にあずかりて蓮台(れんだい)にのるときこそ、妄念をひるがえしてさとりの心とはなれ。妄念のうちより申しいだしたる念仏は、濁りにしまぬ蓮(はちす)のごとくにして、決定(けつじょう)往生うたがい有るべからず。妄念をいとわずして、信心のあさきをなげきて、こころざしを深くして常に名号を唱うべし。

三悪道とは 六道のうち、地獄道、餓鬼道、畜生道の3つの世界のこと。

妄念とは 迷いの心。迷妄の執心。また、誤った心の思い。妄執。*横川法語〔985〜1017〕

仏教と蓮)意味はこちらで。彼岸会では正信偈の一句 分陀利華(ふんだりけ)は、古代インド語(サンスクリット語、梵語)で白蓮華をブンダリーカといった。その音訳であると説明。蓮根でも白蓮根は美味しいそうです。


お彼岸法会2

2012年09月25日 | お寺参り

彼岸法会の法話のテーマは
・第1日午前 幸せって何でしょう?
・第1日午後 正信偈(しょうしんげ)について 冒頭句「帰命無量寿如来 南無不可思議光」の意味とその実践について
・第2日 午前 歎異抄について 第1章の冒頭のことばの意味について
・第2日 午後 正信偈(しょうしんげ)について 二句目 法蔵菩薩因位時 世自在王仏所 の意味、阿弥陀様とお釈迦さまについて

という法話の構成で随分わかり易く、教化資料は例によって自坊の門徒に配布される新聞を、都合6枚もお話しの度に配ってくださった。
お話しの途中で段々分ってきたことは、この講師は70才を少し出た若い老師、元県立高校の英語の先生、ほーウ!なるほど、よく分るお話しをされる訳じゃ!
教頭の時、富山や高岡市の高校を訪問した話をされた。当県(岐阜県)とは違い、高校の建物は作りからして違う、廊下は2倍の広さ、ところどころに交流スペースが作ってある。
類型的、マッチ箱的どこも一緒の校舎ではない。富山の一番立派な建物は市役所で展望台まである。
しかも、自分が出た高校は進学校ではなく、仏教大学ではなく名大を卒業し、母校の英語教師を14年勤め、大変厳しい先生だったと話された。なるほど、ナットクしました。
退職後今でも同朋大学へ週3回聴講生で通学している。聴講生は5教科しか選択を許されない。感心、感心。

歎異抄第1章冒頭の文章
弥陀の誓願不思議(せいがんふしぎ)にたすけられまいらせて、往生をばとぐるなりと信じて念仏もうさんとおもいたつこころのおこるとき、すわわち摂取不捨(せっしゅふしゃ)の利益(いやく)にあずけしめたまうなり。

不思議とは 思うこともはかることもできないこと。
摂取不捨とは おさめとって捨てないこと。救いとって捨てないこと。
誓願 本願ともいう、仏説無量寿経(ぶっせつ・むりょうじゅきょう)にあるらしい。阿弥陀さまが、まだ仏になられる前(因位:いんに)のお名前を法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)と申しあげますが、「もし衆生がたすからなければ、自分も仏(ぶつ)にならない」という誓いです。

法蔵菩薩は世自在王仏(せじざいおうぶつ)の元で修行された。そのとき48項目の願(がん)、48願を建立された。
正信偈で親鸞聖人は 五劫思惟之摂受(ごこう・しゆい・し・しょうじゅ)と解説され、お勤めでは棒読みします。意味は“衆生を浄土に導こうかと、ご思案をつづけられること、五劫の長さに及びました。思案はついにその根本にたどり着きました”という意味です。

世自在王仏とは、世界で一番自由自在に生きる王者、と名乗る仏さまです。
劫(こう)とは、古代インドの時間的単位の最も長いもの、無限の時間と考えてよい。

芥子劫=40里四方の大城に芥子を満たし、百年に1つの芥子を取り去ることにして、芥子が尽きても「劫は」終わらない。
磐石劫=40里四方の岩石を百年に一度天女の衣でこすることにして、岩石が尽きても「劫」は終わらない。
碁に劫という手があります。同じ意味で無限に終わらない。将棋では千日手と同じと解説されました。古代インド人は大袈裟に表現することを好んだのでしょうね。
仏(ぶつ)とは、目覚めた人、覚者、悟りを得た人、最高の真理を得た人、“人生の迷いに気づき、人生の真実に目覚めた人=悟りを開いた人のこと、仏陀(ブッタ)と申し上げて讃えます。仏さま、如来のことです”と解説されました。

2日間勉強しました。すっかり疲れて帰途歯医者へ寄り虫歯治療。2本に土台を入れてもらい、飯を食ったら風呂に入る元気もなく、おやすみしました。


お彼岸法会

2012年09月24日 | お寺参り

手次寺の彼岸法会は、説教師に大垣市の近く輪之内町から来ていただいたご住職で、お話を聞くのは今回が二度目です。前の説教もわかり易い説教だった。その際も自坊の門徒用に配布されるB4版1枚の自作教化資料を使われたが、今回も同じ手法だった。

第一日午前中の講話—「幸せ」って何でしょうか?--
・昨年11月ブータンのワンチュク国王(31)とペマ王妃(21)が新婚したばかりで来日され、大変な歓迎と人気を博した。
このヒマラヤの麓にあるブータンは、面積は九州程度人口70万人の小国で、この国は国民総幸福量(Gross National Happiness:GNH)を国の目標に掲げている。
この考え方が、今世界的に注目を集めていて、来日中も大歓迎されたのは、お二人のお人柄と、この考え方に多くの日本人が共感したからだ。

・国王来日と前後して、法政大学大学院の研究グループが、47都道府県を対象にした「幸福度」ランキングを発表した。平均寿命や出生率、完全失業率や犯罪発生件数など40項目の社会経済指標を用いて、その「幸せ度」を調べ、順位を発表した。(中日新聞2011.11.10と19日)
・1位 福井県 未婚率が低く、出生率が高い、障害者の雇用率や正社員比率が高く、犯罪が少ないことなどが評価された。
2位 富山県 自然環境に恵まれ、趣味や娯楽に費やす時間が長いことなどが評価された。
3位 石川県 失業者が少なく、弱者向けの政策が行き届いていることなどが評価された。
三重県は9位、岐阜県は13位、愛知県は21位 最下位は大阪府である。
・興味を引くのは、北陸3県が上位を占めていることである。中日新聞社説は、福井県は文科省の学力・体力テストでも全国1位になったことがある、富山県、石川県も上位だ。地域のコミュニティ(共同体)がしっかりしており、子どもたちが安定した環境で暮らしている。

講師の解釈はもう一つ原因がある。すなわち、
・北陸3県は、蓮如上人の時代(15世紀頃)から「真宗王国」といわれ、「念仏講」:(念仏信者の集団)の盛ん土地柄だった。この3県には際立って篤い信仰心がバックにあることが幸福度に関係していると思われる。

・さて、幸せって何でしょうか?

物質的、経済的、健康的、家庭的に恵まれだけで幸せにはなれない。こころの幸せ、安心・決定(あんじん・けつじょう)があってこそ幸せなのだ。日常生活を全て阿弥陀様にお任せして生きる。しっかり信仰心をもって「往生(ゆきて・いきる、という意味)決定」して今を生きる、浄土へ行く心構えが大事なのです。
これがしっかりしていると「生きている今の生き方が変わる」のです。
前田恵学という先生が書いておられるが、昔は「おいとま乞い」といって、年を取り身体が弱り、出歩くのも無理だと感じた人が、杖をついたり、娘に支えられて、平素お世話になった手次寺や、親族、友人の家を回って「お暇乞いだ」と別れを告げて回ったのである。

この言葉は、今は死語になった。この行為の意味は、1、ひとつはお世話になった人たちへのお礼の気持ち、この世に生かされて幾十年、感謝の気持ちで人生を締めくくる。これが出来る人は幸せである。2、今ひとつ大事なことは、別れて後の「行く先」がはっきりしていることである。
最近この「お暇乞い」が見られないのは、この感謝と行く先が見えない人が多くなったことに原因がある。

さて、ブータンの国是、都道府県別の「幸せ度」。上位の北陸3県は、当県(岐阜県)とは地理的に皆接している。「幸せって何でしょうと?」と、一度立ち止まって考えてみましょう。
というような、大変わかりやすく有益なお彼岸法会・仏教法座でした。


秋彼岸

2012年09月23日 | 日記

秋彼岸の日だった。すっかり忘れていて夕方墓参りした。春に逝った母の初彼岸でもある。
若い者が花を供えてお参りしたようであるが、水鉢に水を差すことを忘れたようだ。ステンレス花瓶の水垢は掃除したようだった・・。
花は供えたと一言いえば八重ることもないし、むしろ感謝されるのに、その一言がいえないので時に怒鳴られる。昨夜もご近所が聞き耳を立てる大声で怒鳴った。
恥ずかしいことであるが、体調も悪く、不快指数200%のこの老人部屋にひと夏を過ごすと、寿命が1年縮まる。疲れも溜まっているのか、総合病医院でも怒鳴った。怒りの感情の沸点が低くなっていて安定剤を必要としているが手元にない。

過日は大腸カメラの予約に行った。診察でカメラだけでなく、血液検査、腫瘍マーカーの検査を3ケ月に1回、この開業医に総合病院から地域連携で委託されていたらしい。
そんなこととは露知らず、Drになぜ来ないのかと開口一番叱られた。「病院の主治医からはそんな指示は全く受けていない」と言うと、主治医から開業医には「文書でも面談でも依頼されていた」ということだ。開業医は「昨年12月に私に伝えた」と言われたが、覚えていなかった。
このDrは少し苦手のタイプで、何か云うと全部言い終わらないうちに、言葉を被せられる。患者がモタモタ症状を説明することがためらわれる。
苦手意識が潜在しているので、言われることが頭に残らないのかも知れない。まあ弱い立場なので怒鳴りたいがぐっと我慢だった。 

歯科Drは優しく治療は進んでいるが、1週間に1回で遅々として進まない。治療の端から別の歯が蝕んで欠けていく。
甲状腺の入院手術日は決まった。同窓会を外してくれるよう病院の通知を10日ほど延ばしてもらった。
慢性蕁麻疹が夏の最中から晩夏に出て皮膚科へも行っている。気分転換でいつもの道路と違うルートを通ったら、何十年も通っている道路なのに1本間違え、あらぬ方向へ向かって間違えた。
ボケもそこそこに始まったのか?
今日と明日、お寺の彼岸法要の日、お参りと説教を聞くとする。心が少し落ち着くことを願う。


反日デモを憂う

2012年09月22日 | その他

日中関係が大変なことになって、中国の反日デモはいささか度を超して暴徒と化し、衆愚の徒となっています。
歴史問題や領土問題を論じるほど勉強も知識もないので深入りしませんが、趣味のゴルフで親しい仲間との愉快な昼食やコーヒーパーティの席で、70過ぎの御婦人が、最近の韓国、中国は「頭にくる」といわれました。

頭にくる日本人は東京都知事・石原慎太郎氏ばかりではなく、尖閣諸島を都が買い上げると外遊先で発言されたら、14億円もの寄付金が直ちに集まったことでも納得できます。

ただ、この島が個人所有の島だったことなどを知る国民はごく一部だったのではないでしょうか。日本のマスコミは普段こういう問題を掘り起こし報道する責務を果たしてこそ、社会の木鐸と言えるのではないかと思います。政治家、特に国会議員はもっとそういう立場でなければならないと思います。

ゴルフ仲間の中には退職後もときどき上海へ、技術移転した工業製品の製造・経営指導に行く人がいるので、この春頃、「中国人にいろいろ教えないで、もう10年もしたら、立場が逆転して日本人が中国へ出稼ぎに行くことになるかも・・」というと、「そんなに教えておらん。経営指導だけや。出稼ぎはもう始まっている」とお答えになりました。 

河村たかし名古屋市長は2千万円近い市長報酬を、同世代の報酬と同じでしかるべしと、800万円に自らの報酬を引き下げられた立派な方です。少し前に「南京事件はなかった」と発言をされ、例によって中国側の猛反発がありました。
姉は親しい知人の体験談「南京事件当時現地に居て、実際にこの目で見た。川原に屍累々など嘘っぱち」と言われるがどうなのだろうといいました。

ネットで見る南京事件の真相、「キリスト教読み物サイト」がひっかかって、その中の「日本近代史」、「南京大虐殺は捏造だった」を斜め読みしました。目を覆うような写真がでてきますが、良心的に書いてあるように思えます。お暇な方は勉強してください。 


孫の運転免許

2012年09月21日 | 日記

一昨日病院の帰宅、その足で孫娘を車校へ迎えに行き、通学している大学へ送りました。
大学は何かの行事のわずか30分の打ち合わせのため夏休み中を召集とか、お堅い先生の堅すぎる召集です。メールで済むのではないかと愚痴りました。
大学玄関では監視員のおじさんにお願いして来客用の駐車場に駐車して孫を待ちました。

とうとう孫が車の免許を取り、自分の車を持つことになりました。
うひょー、免許がまだなのにもう2週間ほど前に中古車の軽四が来ました。きれいな外観の車で走行6万5千km、お値段はすべてで55万円とか、車校の教習料は送迎付27万円か、うひょー!
車庫は車4台と狭くなりました。昨日で1ヶ月余りの車校の教習は終わり、最後に学科試験の模擬テストは95点取れたそうです。
今日は県の運転免許試験センターでの本試験で、本試験は学科だけで○×式95問、90点以上が合格とか、厳しいね。お爺さんの時代とは違うな!

春に少しお祝いをやったらこんなことに化けました。大学1年生で車通学は贅沢と言いましたら、経済的にはバス代より安くつくためと言います。夏休み中チェーン店の喫茶店でバイト、時間給750円で働きました。
また、家庭教師の口が見つかったと言っています。時給ウン千円で、中学生のお嬢さんに小学5年の息子さんとか・・。息子さんは500円におまけしたって・・。まあ!

バイトしないと学生生活も送れないと。大学の学生駐車場は年間4万円で予約したそうです。時代が違いますね。

大学の帰り孫を載せての帰路は高架道路で渋滞、おかしいなと思ったら案の定事故のようでパトや消防車が遠くに見えて、ようやく高架下へ降り帰宅しました。朝から食事抜きの一日でした。