たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

新聞1面コラム・編集手帳・天声人語

2015年05月31日 | その他

5月28日の読売新聞は「2015年日本記者クラブ賞」を「編集手帳」担当の竹内政明氏(59)が受賞したと報じていました。それを記念して竹内氏の編集手帳傑作選の小冊子を無償贈呈(送料140円必要)するとの案内を目にしたので申し込んだ。数週間以内に届く。(その中に冊子とともに送料をご案内したお手紙を同封いたします。冊子到着後、送料分の切手を郵送して・・)と案内された。
読売は喫茶店でほぼ空いていれば読むし、「編集手帳」子のファンでもある。竹内さんおめでとうございます。

思い出に残るのは数年前、北海道湧別町で吹雪に行く手を阻まれた父娘が遭難し、父は中学生の娘を抱くようにして息絶えていた痛ましい事故があった。翌朝、娘は父の腕の下で助かった。そのとき竹内氏は万葉集を引いて書いていたのを思い出す。

「旅人の  宿りせむ野に  霜降らば  わが子羽ぐくめ  天(あめ)の鶴群(たずむら)  巻9-1784 遣唐使の母、作者不詳」

4ヶ月の間、長年取っていた朝日購読を止め、5月から再購読し1ケ月が過ぎた。朝日は変わったか。
社長メッセージが郵送され改善方針を示されたが、読者と双方向性を強化されたのはよい。

「編集手帳」子が記者クラブ賞を受賞された数日前の23日、朝日は新設されたパブリック・エディターの河野通和さん(元中央公論編集長等歴任)が、「天声人語 いまこそ遊び心を」と書いておられた。

” いつ頃からという潮目がはっきりしているわけではありませんが、「天声人語」が話題にのぼる時、まるで時候の挨拶(あいさつ)のように「最近の天声人語はつまらないね」「昔はもっと面白かったのに」というセリフを聞くようになりました。” 云々と・・。
”「文章のお手本」という定評は残っていますが、批判と期待が渦まく中で、いまの執筆たちはどのような日々を過ごしているのか、福島申二さん(59)と根本清樹さん(55)に率直に聞きました。担当してそれぞれ9年目と3年目になります。”  という記事はいい評論で切り抜いた。
「今の字数は603字(編集手帳は500字)、木靴を履かされているような制約がある」そうだ。「そもそも新聞記者を志したのは、高校時代に深代淳郎さんの天声人語(1973.2.15~75.11.1)を読んだからです」と言われたそうです。
「書くものには人柄が出ますから、身の丈にあったものを誠実に書くしかありません」との言葉に、納得し感じ入った次第です。

パブリック・エディターとは、社長から郵送されたパンフ「信頼回復と再生のための行動計画」7項目の第1番にある。 
”  掲載した記事に対するご指摘・ご意見をきちんと受け止め、より迅速に報道に生かす体制を強化するためパブリック・エディター制度を新設しました。パブリック・エディターは、社内外の数人で構成し、記事を書く編集部門から独立した立場で編集します。担当部署に事情を聴き、必要があれば、説明や訂正を求めます。” とありました。
社外では河野さんはじめ4人が任命され4月から活動している。

昨日は朝日の決算を載せていた。29日発表の2015年3月期決算
売上高 前年比 7.1%減の 4361億円
本業のもうけを示す営業利益 23.4%減の 75億円
最終的なもうけを示す純利益 57.6%減の 54億円
だった。朝日は社史に残る苦難の年だったのだろうと思います。


重文絵画売却の新聞記事

2015年05月30日 | その他

寄託とは、「物品などを他人に預け、その処置や保管を頼むこと」とネット辞書にある。預かった方は保管料をとることもあるという。

今朝の朝日新聞には、「国重文 相続隠しか 名古屋の会社元経営者」の見出しで  “京都国立博物館に寄託していた人の「紙本著色三十六歌仙切(是則)」が3億円、「紙本著色源宗丁(むねゆき)像」が1億8600万円で、今年2月文化庁に売却された。寄託者は名古屋の会社元女性経営者で、売却益は破産した会社の債権者の配当に充てられていたことが分かった。”という。
”倒産した会社の破産手続きは2011年に始まった。破産管財人の弁護士にこの女性経営者は、過去に父から相続されていた絵画の存在を「知らない」とうその説明をして、相続隠しの疑いで東京地検特捜部が今月から調べている。“とある。

わたしに理解できないのは、この絵画が個人所有だったか、会社所有だったかである。個人所有財産なら会社が倒産しても、何らこの経営者には申告の義務はなく、資産隠しと言えないのではなかろうか。
それと受寄者の博物館が売却仲介斡旋をして手数料を稼いでいたのかどうか?博物館には何ら責任は無いのか?などよく分からない報道だった。
いずれにしても、会社資産であっても貴重な国宝が逸散しなくてこの女性経営者は誉めてやってもよい。しかも売却益を債権者の配当に充てたというから、余計誉めてやってもよいと思うが如何か。

朝日新聞は誤報問題で襟を正す報道に務めると、社長挨拶状が郵送された。読者の質問に記者が答える「Re:お答えします」というコーナーをつくったとあるので、一応質問メールしました。アホな質問なので回答はないでしょう。
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当方の質問メール
5月30日中部版 朝刊31ページの記事「国の重文 相続隠しか 名古屋の会社経営者」
“女性経営者が父から相続した絵画が京都国立博物館に寄託されていた。これを3億円と1億8600万円で文化庁に売却され、売却益は債権者への配当に充てられていた。”
とあるが、寄託とは「預けていた」という意味なのか?文化庁に売却の仲介を京都国立博物館が行ったのか?相続した女性が値打ちある絵画かどうか、判断できなければ、預かっていて売却仲介した?京都博物館にも責任があるのではないか?いづれにしても資産隠しは良くないが、この女性がしかるべき行動をして、重文絵画を逸散させなかった行動は良い。
中途半端な報道で頭を捻っています?

朝日新聞からすぐ返信がありました。
いつも朝日新聞をご愛読いただき、誠にありがとうございます。
このたびは新企画「Re:お答えします」への投稿、ありがとうございました。
この企画は、朝日新聞に載った記事について、読者のみなさまからのご質問やご意見に紙面で答えるコーナーです。
いただいたご意見は、担当する部門に伝え、今後の紙面作りに活用させていただきます。
紙面での採用が決まると、担当部門から、メールやお電話等で連絡させていただく場合があります。
なお、頂戴したご意見を紙面で紹介できない場合もございます。
また、紙面以外の場(メール、電話等)で個別に回答することは控えさせていただいております。
誠に恐れ入りますが、ご理解くださいますよう、よろしくお願い致します。


同窓会余話 

2015年05月29日 | 日記

 重要文化財 照蓮寺(通称中野照蓮寺といいます)

5月18~19日、郷里の飛騨高山市で同窓会があり、歌にまつわる史跡巡りを貸切バスで2日間回りました。その際撮り貯めた写真です。

御母衣ダムで湖底に沈んだ旧荘川村(現、高山市荘川町)中野にあった浄土真宗最古のお堂で重文です。
創建者は飛騨に浄土仏教を初めて伝えた嘉念坊善俊で世界遺産白川郷鳩ヶ谷に史跡道場があります。善俊像は荘川桜の下に湖底を見下ろして立っています。
お堂は高山市城山に移築され、元は栃の木のくれ葺きの屋根だったが、今は銅板葺きです。改修工事をしていました。

法華寺裏の墓地には著名人のお墓が多くあります。加藤清正の孫、光正のお墓です。「飛騨の歴史再発見!光正はなぜ飛騨に左遷されたか」を参照してください。

大原彦四郎の妻の墓

昔、大原騒動という農民一揆がありました。第12代飛騨代官(後の飛騨郡代)大原彦四郎紹正の圧政に抗議した騒動です。その妻は住民たちの訴えを顧みない夫の行動に悩んでいたとされる。自殺の前日には夫から離縁の話を切り出された。

飛騨陣屋

戦中歌手楠木繁夫と白川郷出身の歌手三原純子の墓 


孫のパソコン修復

2015年05月28日 | パソコン

5月13日の当ブログでも少し記事にした、俳優今井雅之さん(54歳)が今朝亡くなったとテレビが何度も放映している。同じ大腸がんを患った者として謹んで哀悼の意を表し、ご冥福を祈ります。
今朝はいつもの喫茶店が定休日なので別の店へ行き、週刊現代を読みました。胃がんは減り大腸がんが増えていると今井さんのことも載っていた。今井さんは5月5日に休演挨拶を舞台から観衆に行ったようだ。そのビデオを私は昼の番組で13日に見たということになります。
週刊誌にも今日のNHKでもその挨拶中の闘病の苦しみを、「抗がん剤は船酔いをしているところへ、43~45度の高熱になるような感じ・・」と述べておられた。最後までよく生きた人だと思います。今日の彼のブログは哀悼コメントで溢れていました。

さて、今日も暑かった。喫茶店からいったん家に帰り死んだらお仕舞だと思って、ゴルフバッグを積み打ちっ放しへ行きました。10時までのサービスタイムで1時間半は十分過ぎて、いったん休憩し2階の喫煙コーナーへ行き一服しました。

先客はプカプカ吹かしていた30代くらいの女性だった。彼女に話しかけたら、まだ初心者でゴルフ場にも3回しか行ってない、スコアは180くらい叩くと愉快なゴルフ談議をしました。

帰宅したら大学生の孫娘が大学かバイトに出掛けるところでした。玄関下駄箱の上にパソコンが長いこと放置してあるのでどうしたと聞くと、故障して使えないと言いました。

お爺さんが修復してやると、メルアドとパスワードを聞き、お爺さんの部屋へ持ち込み昼飯抜きで悪戦苦闘、夜10時過ぎるというのにまだ修復作業しています。
Windows Vistaでほぼ正常に使えるようになった。何と爺のサクサク動く8.1に比べモタモタと遅いこと、Vistaはやはり一時代前のOSです。1800個ものごみ箱のデータやら、150数個のアップデートなどメンテが全くやってないので、呆れかえって修復中です。


アジサイの季節

2015年05月27日 | 日記

上の見出し写真は、昨年6月半ばの紫陽花(アジサイ)のReアップです。

自分で剪定し大輪を上手に咲かせていた。アジサイは長く咲いているので、花が咲いて枯れ花になった後、花の二節目で剪定していました。

今年のアジサイ 

秋過ぎまで枯れ花を残していて、10月頃松の剪定を頼んだ庭師が、私の留守中切り縮めてしまっていた。
「そんな選定では来年花が咲かない」と、苦情を言うと後日忘れものを取りに再訪し、「講習を受けた花木センターにも聞いたが、二節目で切る」と頑固庭師が弁明した。「咲いても小さな花弁しか咲かないに、見ておれ」と言い返した。今年はその通りになり数は多いが花弁が小さい。アジサイの剪定の仕方


昨日仏花を買いに寄ったスーパーの花屋に鉢物を売っていた。780円+税と安かったので一鉢買ってきた。小豆色もあったが基本色の青にした。白は大きくて3千円弱したので敬遠した。

花はアジサイだけの貧弱な庭なので地植えに戻すつもりです。庭師に毛虫消毒するよう言われて、噴霧器で殺虫剤を散布したら、濃度が濃すぎたかバラの株と、サツキの幾つかが枯れてしまった。毛虫なんていなかったのに。
スーパー隣の三洋堂書房で文藝春秋Specal夏号を買ってきた。少し専門的な活字だらけの本だった。


皆、立派な二代目を持って・・

2015年05月26日 | 日記

今朝の新聞には季刊誌「文藝春秋Specal」 の広告が出ていた。
 「教養で勝つ 大世界史講座 永久保存版」とある。今や売れっ子評論家、池上彰さんと佐藤優さんの対談も・・。
文藝春秋本誌の方は若い頃はよく買って読んだ。今はまたにしか買わない。図書館では人気雑誌だ。当月号は貸し出し禁止で、半年か一年前のは在庫がある。たまに読み古されたのを借りる。

先週の同窓会で級友の一人の娘婿さんが東大を出て㈱文藝春秋に勤めると聞いていたので、「編集長か重役クラスか?」聞くと、同社発刊のある雑誌の編集長だと答えた。
ネット検索すると社員採用案内ページに各雑誌編集長のメッセージが出ていたので読んだ。

福島県に住む級友の女性の二人の娘が共に医者だという。この人は来たことがない。東京に住むやもめの親友の娘は都内の開業医に勤める医者、二女は歯医者だ。孫2人が歯医者になるべく奮闘勉学中と言っていた。彼は毎回参加する。
皆、立派な息子や娘を持ち、二代目は50代に届く一番働き盛りに来ている。

在所に前泊し翌朝周辺を散歩した。近所の家にある子供の頃から親しんだ樹齢数百年の二抱えも、三抱えもある榧(かや)の屋敷木も健在だった。実がなるので昔は拾ってきて囲炉裏に焼いて食べた。同じような樹齢の墓印のアララギの老樹も健在だった。飛騨では一位の木という。

散歩中、納屋に農機具を片付けていた少し年下の主人に会った。「何所の人か分からない」と言われた。名乗ると昔はもう少し顔が丸かったが痩せて分からなかったと。
この方の息子さんの一人も秀才で岐大医学部へ現役入学したと聞いていたので、医者になっておられるか聞いたら、岐大附属から私の大事なかかりつけ病院の公立病院に勤めていると言われた。

昨年からゴルフの同好会へ誘った一回り若い名手の息子も、同じ系列の別地域病院の心臓外科医だという。2週間前彼の妻も参加してくれたので「大秀才のお母さんはどんな人か、一度お会いしたかった」とからかうと「おそろしいことをおっしゃる」といなされた。
皆、立派な二代目を持っていいことだ。

今日の暑さは真夏並みです。家内の月命日なので喫茶店の帰りに墓参しようと思いましたが夕方にしました。蝋燭と線香だけのお参りで、お花は枯れるので仏事の日だけが多いです。
夕方食材の買い物ついでにお参りし、仏壇の仏花を少し買いましょう。本屋にも寄ってSpecalがあったら買うとするか。


Nスぺ・質問への回答

2015年05月25日 | その他

日曜日夜、NHKが安保法制でNスぺを放送していました。番組は観てもよく分からないし、理解できないので、別のテレビを見ました。NHKはホームページでご意見募集をしていたので貼りつけ、ここ2,3日の新聞を参考に私見を適当に書いてみました。アホな意見なのでNHKには送っていません。悪しからず。

質問1
安全保障法制の整備の目的について、安倍政権は、安全保障環境が厳しさを増している中、あらゆる事態に、切れ目のない対応を可能とすることで抑止力を高めるためだとしています。自衛隊の活動範囲・内容を大幅に拡大することになる「安全保障法制」について、どのように考えますか?ご意見や、分からない点があれば何を知りたいか、お書きください。

A:憲法違反である要件が多すぎる反対。そもそも憲法は、主権者が統治権力を規制するために定める法律。安倍内閣は国の「存立」に関わる最重要課題を、閣議決定で憲法解釈を変更し、国会無視も甚だしい。

質問2
安全保障法制の柱の一つが、外国軍隊への「後方支援」活動の拡大です。政府は、自衛隊を迅速に派遣して、切れ目なく国際貢献を行いたいとして、新たに「国際平和支援法案」を提出します。この法案は、これまでインド洋などへの自衛隊派遣に際して、そのつど制定していた「特別措置法」に代わり、「恒久法」として成立を目指すもので、自衛隊の活動範囲は“現に戦闘行為を行っている現場ではない場所”として、これまで認めてこなかった“弾薬の提供”も可能にするとしています。新たな恒久法について、ご意見や、分からない点があれば何を知りたいか、お書きください。

A:以前イラクで自衛隊が活動した時は、「非戦闘地域」という線引をして、その中でしか活動しないことにした。今度の安保法制では「現に(いま)戦闘が行われていない現場」まで拡大しようとしている。日本が戦争に巻き込まれる危険性は各段に増す。許されない。

質問3
去年、歴代政権の憲法解釈を変更し、「集団的自衛権」の行使を容認する閣議決定を行った安倍政権。今回の安全保障法制には、「集団的自衛権」の行使を可能にするための法整備も盛り込まれ、焦点の一つになっています。「集団的自衛権」の行使を可能にすべきか否か、どのように考えますか。

A:反対。歴代内閣は憲法9条の制約があって使えないとしていた。閣議決定で憲法解釈を変えて、使えるようにした。国会軽視で戦後70年営々として築いてきた国際的信用がいっぺんに瓦解する。安倍内閣の独断専横である。

質問4
「日本の平和と安全」のための外国軍隊の後方支援について、政府はこれまでの「周辺事態法」を改正した「重要影響事態法案」を提出しています。この法案では自衛隊が活動する範囲は地理的な制約はないとした上で、支援の対象もこれまでのアメリカ軍だけでなく、他の外国軍隊にも広げるとしています。このことについてご意見や、分からない点があれば何を知りたいか、お書きください。

A:憲法9条の制約がないに等しい法案で反対。アメリカが世界の警察官から降りた代わりに、地球の反対側までのこのこ出かけて行って、自衛隊員を死なすことはない。

質問5
この他、安全保障法制に関連して知りたいことなどの疑問・ご意見をお書き下さい。

A:安倍内閣になって日本の国は明らかに劣化した。安倍さんがどうしても今度の安保法制をやりたいなら、憲法改正を先議すべきだ。ただし9条は変えてはならん。国民が賛成しないだろう。やってることが姑息すぎる。


同窓会の余韻に浸って

2015年05月24日 | 日記

同窓会で帰省し市内の歌の史跡巡りをして、飛騨高山から野麦峠へ通じる旧江戸街道の最初の宿場町とされる山口町にある了心寺の本堂をお借りして、吉永小百合の歌をカセットデッキで聞きました。

前の晩米寿を迎えた姉に予定表を見せると、在所の実家の菩提寺には3代前に了心寺から婿養子に来ておられた方が住職の時代があったと聞きました。

了心寺を辞去する際、若い現ご住職にそう言うと、ちゃんとご存じで「私の4代前の先祖です」とおっしゃった。私の在所は合併前は高山市とは別行政の近郊の村で、純粋の高山人ではありません。妙なる奇縁でもありました。

昨日のブログに山岡鉄舟の首なし写真をアップしたら、それを見た級友から「よかったら使って・・」と、少年鉄舟像の写真がメールされ、早速入れ替えました。
何のかんのと、楽しかった同窓会の余韻に浸っています。


同窓会も体調不良で欠席通知が4人、出席通知を出してから体調不良で欠席1名、宴会だけ出席2名など年齢相応です。お気の毒なのは名簿に幹事の一員に名を連ねながら、3月に入院して欠席という女性もいました。早く良くなってね。

そうそう、昨日は岐阜県交響楽団第83回定期演奏会の案内メールとハガキが届きました。
前回のアンケートで要望した地元高校生、辻 彩奈さんのバァイオリンで指揮者は高山出身の田尻真高(たじり・しんすけ)さんとのことです。

高山出身の最近の若い人では数々の文学賞を取った米沢穂信さんの本も読んでみたいと思っています。
郷土の若い人の活躍も嬉しいものです。


高山陣屋・山岡鉄舟

2015年05月23日 | 日記

同窓会ブログネタも今日が最後に。「歌を巡る史跡巡り・飛騨高山」の最後は赤い中橋から飛騨陣屋でした。赤い中橋の吹きさらし東屋で皆腰をかけ、そこで「飛騨山娘」の歌を聞きました。
陣屋前は朝市が立つようです。その広場の横に山岡鉄舟の剣に励む少年像がありました。台座は「青雲」のプレートを埋めてあります。
わたしは日本の歴史をまともに勉強してないので、鉄舟もよく知らないのです。
幕末に活躍して清水の次郎長にも影響を与えた、などの解説を案内役の幹事がしてくれました。女性の一人は「幕末の三舟」と言って、勝海舟、山岡鉄舟、と後一人が思い出せないと言いました。私には初めて聞く話でした。

碑文の要約では山岡鉄舟は弘化2年(1845)飛騨郡代として着任した父母について高山陣屋に入った。書は岩佐一亭に習いとありますが、一亭は古い街並みの上三之町に開業されている産婦人科「岩佐医院」のご先祖だと、三舟を話してくれた級友の女性が教えてくれました。
鉄舟は高山在住時代の8年間に、書、剣、禅、国、漢学、絵画等を学び、人間形成の礎は飛騨の風土の中で培われたと考えられる、とあります。(「鉄舟研究」少年時代その1その2その3
鉄舟は江戸へ帰り、勝海舟や義兄の高橋泥舟(幕末の三舟のひとり)と共に、幕臣として仕え、西郷隆盛と会見して江戸城無血開城、江戸を戦火から救い、徳川家に安泰を導いた、とあります。
鉄舟が少年時代を過ごした、飛騨陣屋を何十年振りかで見学しました。高山は山の中の小さな街ですが、奥が深い街です。


廣瀬中佐の像

2015年05月22日 | 日記

同窓会で久しぶりに郷里飛騨高山を観光バスで2日間回ったところ、売り家、貸家、貸店舗の看板が懸っている空き家とか、立派な家なのに表札を外した後もクッキリ残り、郵便受けに目張りしてある家などが目についた。
「結構空き家が目につくナ」と、口に出すと前の席にいた地元在住の女性同級生は「空き家にするとネズミの巣になるんやサ」と言った。
そうか高山の町は狭い街で、長屋つづきの街並みで家々の間に隙間がないので、まだネズミが居るのかもしれぬと思った。ネズミは子供の頃はたくさんいて夜の2階など運動会をやっているほど多かったが、最近とんとお目にかかっていない。ネズミの糞さえ見ることはない。

次回同窓会は80歳傘寿を迎える3年後開催と決まった。主幹事は昨日もブログコメントをくれた級友が引き受けてくれた。彼の妹さんが奥飛騨温泉で旅館を経営されている由、そこでやってくれるようお願いした。

さて、3年後に私は健在で参加できるだろうかと、心底懸念する。私は彼らより2歳年上なので。中学卒業後すぐ臨時雇いで働き、というより見習いみたいな2年間を過ごし、現場の老いた先輩の方が夜間高校を勧めてくれ2年遅れの入学だった。
定時制高校の4年間は「人生であの4年間が一番充実して、輝いていた」と、級友の一人が述懐したが、私もそう思います。
それなのに今は、不登校の小中学生は20年近く10万人を超えつづけていると、5月20日の朝日は報道した。不登校の子たちが通うフリースクールや家庭など、小中学校以外の学びを義務教育の制度内に位置づける法案を、超党派の議員立法で、今国会で提案をめざすという。
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さて、昨日の朝日社長挨拶の記事でコメントをいただいた。つけ加えると、具体策として、
・読者のみなさまの質問に記者がお答えするコーナー「Re:お答えします」を設けた。
・4月からは、朝日新聞への反論や異論を含む多様な意見を載せる「オピニオン&フォーラム面」を設けた。
・池上彰さんの「新聞ななめ読み」を1月末に再開した。
パンフにある「再生の理念」では
・公正な姿勢で事実に向き合います---社外からの指摘に耳を傾けつづけます、事前・事後のチェック体制構築と、間違いは直ちにただす姿勢を徹底する。
・多様な言論を尊重します-----今まで以上に複眼的な見方を意識した記事を増やす。
・課題の解決策をともに探ります-----問題の指摘だけにとどまらず、課題を読者と共有し、多角的な視点でともに解決策を探るメディアへと進化させる。などの決意が述べられていた。

唱歌 広瀬中佐

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