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コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

ときには「叱陀激励」も

2021-06-08 05:57:49 | Weblog
アドラー心理学の中心的技法に、
『勇気づけ』というものがあります。

これはその名のとおり、
失敗して落ち込んでいる人や
何かで悩んでいる人に対して、
困難を乗り越える力が持てるように
勇気づけてあげる心理療法のことです。

セラピストとクライエントが相互尊敬、
相互信頼にもとづく交友的協力関係を築く際にも、
効果があるといわれています。

そこで、
あなたも身近に失敗して落ち込んでいる人や
問題を抱えて悩んでいる人がいたら、
勇気づけてあげてはいかがでしょう。

ただし、
やみくもに「頑張れ」「頑張れ」という言葉を
連発すればいいというものではありません。

相手に負担を与えないように、
「そんなに悩んでいるなら、
僕も協力するから一緒になって問題解決に当たろうよ」
「とにかくやるだけやってみなよ。
僕もできる範囲で協力するから」
という、
共感を示す言葉を投げかけてあげてほしいのです。」

また、
相手にもよりけりですが、
ときには「叱吃激励」も大事です。

その場合、
ただ叱るのではなく、
リラックスさせたり、
希望を持たせるようないい方をするのがポイントです。
これを実践していたのが、
本田技研工業の創始者・本田宗一郎さんです。

本田さんは、
仕事で失敗を犯し、
落ち込んでいる社員に向かって、
よくこんな言葉を投げかけたといわれています。

「キミらしくないなあ。
いつものとおりに考えて行動すればいいんだよ」
「これ以上悪くなりようがないんだから、
気楽にやろうじゃないか」
要するに、
社員に余計なプレッシャーを与えないようにしながら、
その人特有の才能を発揮させるように努めたのです。

このように、
相手に同情するだけが喜びを与えることではないのです。
ときには励まし、
人によっては叱吃激励することも喜びを
与えることにつながっていくのです。
そして、
叱吃激励されたほうは感動し、
あなたに絶大なる信頼を寄せるようになります。


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