サッポロで走ってる

札幌と近郊のマラソン大会に参加してます。マラソン完走記以外にも旅行記など気の向くままに書き続けています。

サロマ後1週間

2010-07-04 | Weblog
7月4日(日)
サロマから1週間が経ちました。
体の異常はありません。

昨日ストレッチの店に行ってきました。
股関節周りや腿裏がガッチガチに固まってました。

明日からRUN再開予定です。
走ってみないとわからないダメージもあると思うので、
RUN再開は無理せず2,3kmからかな。



今日は札幌国際ハーフマラソンでした。
いつものように地下鉄白石駅近くの折り返し地点で見学してました。
暑くて大変そうでした。

出たいといって出る大会じゃないので、
何とか参加資格が取れるように少しずつ自己ベストを更新していきたいですね。




2010年サロマ100kmマラソン完走記(補足)

2010-07-02 | Weblog
7月2日(金)
完走記が長くなってしまったので、
省いた補足です。

給水ポイントは全て立ち寄りました。
頭に水をかける
スポーツドリンクを飲む
バナナを食う
梅干を食う

この4つは常に行なってきました。

この他は
オレンジやレモンを食う、そうめんを食う、補給用ゼリーを取るなど
ちょいちょいつまんでました。

今から考えると飲みすぎ食いすぎのような気がします(笑)
走っているときはとにかく補給しないと暑さに負けてしまう気がしてました。

これだけ飲み食いして最後まで吸収してくれたので、
たいした内蔵だと思います。
(後半は歩いたので、吸収する余裕があったのかも)


ゴール後は体重が推定2kg減っていました。
100km走って7000kcal消費して、脂肪1kg燃焼したとします。
そこに上記補給をしても-2kgなので、
相当過酷ですね。

55km地点でガラス越しに自分の顔を確認しましたが、
すでに頬がこけていました。
1日でこれほど方がこけるのかと自分で驚いたぐらいです。

ウエストポーチが走っているとずり落ちてきます。
走りながらお腹周りが引き締まってきたからですか。
まぁ、絞りきれていない状態で100km挑戦したせいかも知れませんが。

今回初めて100km走りましたが、
体力の消耗や体重の減りの半分は暑さのせいかなと思っています。



トイレには何回か行きました。
何箇所かで並びましたが、
何時間もの長丁場なので気になりませんでした。



今回は5kmごとに計測していました。
記憶が何キロ地点なのかはっきり覚えていません。
暑さでぼーっとしていたのもありますが
所々記憶が曖昧です。
写真を撮りながら走っているランナーも見かけましたね。

2010年サロマ100kmマラソン完走記(後半)

2010-07-01 | 完走記
7月1日(木)
50kmを超えた。
作戦変更してペースを落とす。
ペースを落としても耐えられるのか俺の体は・・・。

まだ意識はハッキリしている。
足首・ひざ・股関節に痛みは無く、疲弊しているが今すぐに攣りそうな筋肉もない。
これは救いだ。

ただ両足の甲が痛い。


上りに差し掛かった。
ダメだ、きつすぎる。
心が折れた。
走ることを止めて歩いて上りを通過することにしました。
頂上付近で再び走り始め、下りもそのまま走り続けました。

荷物を預けている55km地点はまだか・・・。

この辺から後続に抜かれ始めました。


55km通過 5時間31分41秒(5km51分16秒)
荷物受け取りのレストステーションだ!
アップダウンに心を折られながらも何とかたどり着けた。
レストステーション内に入るとすぐに赤袋を持ってきてくれた。
ありがたい。
何はともあれ、まず給水。
着替え用のテントがあることもわからず、給水テント横で着替える。
長袖シャツと靴下を交換する。
おにぎりを食べる。
頭から水をかぶる。
10分ぐらいここに居ただろうか。
屈伸をしてレストを後にするが、すぐには走れない。
仕方ないので歩く。

またアップダウンだ。
耐えるしかない。
でも休憩したおかげでいくらか走れるようになっていた。

ここで痛恨のミス!!
ラップタイムをクリアしてしまった。
どうやら着替えている時にボタンを押したようで、
それに気づかずに別に計測開始してしまいました。
朝から積み上げてきたものとつながらなくなってしまいましたorz
でも結果的にこれがよかったのかも。
このミスでゴールタイムを気にしなくなりました。


60km通過 6時間22分55秒(5km35分34秒)
休憩のおかげか。
歩きは入れているものの、走れている。

ここからは10kmおきの計測地点を通過するたびに、
ネットで速報を見てくれている人達にメッセージを送っているような気になりました。

まだリタイヤしてないよ。
まだ走り続けているよ。
まだ進めるから心配しないでって。

60kmを過ぎてから残り距離を意識するようになって来ました。
あと40kmだ。
フルより短い距離を俺が完走できなくてどうする。
今まで走ってきた60kmをチャラにして残りの距離だけを考えます。


65km通過 7時間02分54秒(5km44分18秒)
60km地点を過ぎてからかなり歩いてしまいました。
森林コースの木陰に入ったところで、走れるようになりました。
自分でもこんな力があったのかと思うぐらい走れています。
1kmだけラップを計測しましたが、1km5分53秒でした。
決して早くは無いですが、憔悴した自分にとって奇跡の走りでした。
この走りがどこまで続くかわからないが、
行けるところまで行こうと決めて、
痛みをこらえながら走りました。
結局木陰がなくなったところで歩いてしまいましたが、
4km弱は走れたと思います。


70km通過 7時間42分12秒(5km39分56秒)
計測地点を越えてメッセージを送ることが出来て、
ほっとして歩き出す。
残りは30km。
自宅から北広島の往復より短い距離だ。
練習で何度も走っている距離だ。
俺に走れないわけが無い。
とにかくそう思うようにしました。

50km以降も全ての給水ポイントで給水し、バナナを食べました。
後半からは梅干も食べるようにしました。
ここではゼリーを凍らせたものも食べたような気がします。
憔悴していますが、内臓はまだ元気なようです。
何とか補給物を吸収して力に変えてくれます。

この辺で50kmコースのランナーたちと合流します。
周りに人が増えます。


75km通過 8時間28分02秒(5km43分49秒)
本当は全部歩きたいです。
でもここから歩くと18時を超えそうだったので、
なんとか5km45分に収まるように体に鞭打って走ります。
もう少しでワッカだ。
どんな所かはわからないがとにかくワッカにたどり着ける。
それだけを考えて走ってます。

体育館前の給水ポイントで我慢できなくなり
オレンジジュースを2杯がぶ飲みしてしまいます。
お腹がたぷたぷ言いはじめました。

この先は草木が生い茂る中に入っていくようです。
しかも折り返したランナーが続々とでてきます。
もしかしてそこからワッカなのかと思いながら近づいていくと、
とんでもない上り坂です。
ほんと勘弁してよ。
上り坂を登り小さなアップダウンを繰り返した先に
遠くからピーとチップを計測する音が聞こえてきます。
いよいよ80km地点か!


80km通過 9時間11分51秒(5km40分48秒)
ようやくここまでたどり着きました。
苦しかった。
まだ20kmあるのにほっとして泣きそうになりました。
ただそれもつかの間、
コース全体を見渡した時アップダウンの多さにガッカリしました。
マジかよ~。
すでに太ももも疲弊していて、
下りがきつかったです。
踏ん張ることが出来ずに、
突っ張った脚を通してひざと股関節にダイレクトに衝撃が来ます。
くそっ!ここが一番キツイじゃねえか。


85km通過 9時間55分43秒(5km45分54秒)
歩きが多くなっている。
5km45分を超えた。
どこまで進めば折り返しなんだ。
先が見えない。
折り返してくるランナーの表情は元気な人が多い。
俺もああなれるのか。

折り返し後の90km計測地点が見えた。
早くここにたどり着いてメッセージを送りたい。

見えた。
ついに折り返し地点が見えた。
長いワッカの端っこに来た。
折り返したら1kmちょっとで90km地点だ。


90km通過 10時間41分07秒(5km43分20秒)
ついにここまで来た!
ペースは落ちているが、
まだ走り続けているメッセージを送る。
残すはあと10kmだ。
ここでも一瞬泣きそうになった。
まだワッカの中だ。
あのアップダウンが残っている。
気を緩めるな。
すれ違う折り返し前の人達を見て、
このランナー達は間に合うのだろうかと心配してします。
表情を見ていると限界近い人が多いような気がする。
とにかく頑張って。


95km通過 11時31分51秒(5km42分47秒)
残り5kmを切った!
折り返し前の最終ランナーとすれ違った。
すれ違う人がいなくなり静かになる。
遠くから打ち付ける波の音が聞こえる。
気がつけば涼しくなっていた。
そうか、もう夕方か。
日中の日差し対策のために着ていた長袖シャツが
今度は寒さしのぎで役に立つ。

96km通過 残り4km
走れない。
あと少しとわかっているのに。

97km通過 残り3km
ワッカを出た。
もうアップダウンは無いだろう。
少し走るが痛みに負けて歩いてしまう。

98km通過 残り2km
歩道に出る。
久しぶりに車を見たような気がする。
それだけ長い時間ワッカにいたような錯覚がした。
沿道で応援してくれる人達が皆声をかけてくれる。
ありがとうと言いたいが、
声を出す力も無いので手を上げて答える。

99km通過 最後1km
ここから走り出した。
もう歩かない。
最後は走ってゴールしたい。
歩幅は極端に狭い。
脚は上がらず擦っている。
自動車が入れないように封鎖してある道路に入る。
遠くからラッパの音が聞こえる。
ロッキーのテーマ曲か。
ほっとしてまた涙が出そうになる。
「おかえり」や「おめでとう」の掛け声をたくさんもらう。
右手を見るとゴールの広場が見えてきた。
あと少し。
自然と笑顔になる。
今日一番の笑顔だ。
右に曲がってゴールが見えた。
受付の時に記入したゴール時のメッセージを読み上げてもらう。

「ここまでたどり着けたのは、支えてくれたかOりちゃんのおかげだよ。ありがとう。
100km最後まで諦めずに走りきった。よく頑張ったよ。」

そのままゴールしたかったが、
子連れの夫婦が3人でゴールしようとしている。
ここは待とう。
後ろを振り返るとペースを落とさないで一人走ってきた。
ここも譲ろう。
ゴールには誰もいなくなった。
後ろも距離が離れているから大丈夫。
やっとゴールできる。
ガッツポーズしてゴール。

100km ゴール 12時間14分18秒(5km50分53秒)


やっと終った。
長かった。
これがゴールした時の率直な気持ちです。

完走記念メダルを掛けてくれる。
このメダルが欲しかったんだ。
ありがとう。
記念のタオルももらえた。
ランナーズチップも外してくれる。



カーリングホールに荷物を引き取りに行く。
スポーツセンター内の仮設シャワーで汗を流す。
痛っ!わきの下が痛い。
こすれて赤くなっている。
走っているときに痛まなくてよかった。
それ以外の大きな痛みは無い。
着替え終わって、彼女と一緒に帰路に着く。

車の中でほっとしたのか、
脚が冷えたのかわからないが、
足とひざとの痛みが増してくる。
やっぱりノーダメージというわけにはいかないか。

帰りが遅くなったということもあり、
高速を出る頃には6/28(月)0時を過ぎていました。
ちゃっかり高速の無料化の恩恵を受けることが出来ました。