このブログで最近よく話題にしていた短歌の授業は、半期もののため先週で終了。
今日はその試験があったが、答案を採点していたら、何人かが授業についての感想を書いてくれていた。
初めはどんな授業なんだろうと少し不安もありましたが、だんだん毎週木曜日が楽しみになっていきました。短歌を学べてよかったです。
学生たちには申し訳ないが、私は歌歴も浅いくせに、ただ〈短歌を教えてみたい。歌のよさを若者たちに知ってほしい。〉という気持ちだけで始めてしまったので、初めはどう授業を展開していったらよいか、五里霧中だった。
教科書もなく、短歌の入門書をいくつか参考にしつつ、教材を毎回自分で作って、創作と知識・ルールの両面から短歌をどう読み、どう作っていけばよいのかを学生と共に学んでいった。
並行して、学生たちにグループ学習で近現代の歌人について調べさせ、プレゼン発表させるという取り組みもしていたので、私は毎回、歌人についての予習と、短歌の知識・ルールについての教材を作る準備、さらに小テストでやらせている短歌創作(穴埋めで3首)の添削をせねばならず、これはかなりしんどかった。
この3カ月ほどは特に、毎週がこの授業のある木曜日を中心に展開しているような感覚だった。だから、
毎時間の創作短歌楽しかったです。初めは難しかったけど、楽しく詠めるようになりました。これからもたまには短歌考えてみようかな、と思います。
といった感想が、素直に有難かった。
意外なのは、
先生の黒板に書く字、すごくきれいで読みやすかったです。
と褒められたことで、私の字は書くのが速く、大きく読みやすいのだけが取り柄で、きれいだと言われたことはほとんど初めてだったので、これは嬉しかった。
実は、先週の最後の授業では歌合を試みたので、後日その話題を取り上げることにしたい。