夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

トンネルを抜ければ

2016-08-10 23:14:08 | 日記
昨日、勤務校では期末試験が終わり、これから長い夏休みに入る。
ここ3週間ほど、酷暑のなか試験問題作成、答案の採点などと格闘していた。
本気で倒さないといけない相手だが、今回はことのほか難敵で、全力を出し切った。
長く暗いトンネルに入り込んだような感覚で、ずっと過ごしていたが、採点を全て終え、答案の返却も済ませた昨日、ようやくそこから抜け出せたように思った。

一夜明けて今日、米子は快晴で、三日前に立秋を迎えたせいか、空が高く、雲の様子も秋めいて感じられた。
夕方に市立図書館に行き、貴重書を借りるので、書庫から本を出してもらった後で、司書のOさんと話していたら、来年に図書館で講演をしてくれと頼まれた。
こういう話がくること自体、非常に有難いので快くお引き受けした。


帰宅する途中、中海のそばを通りかかると、ご覧のような美しい残照だった。
長く苦しい日々を全力で脱した私に、神様が見せてくれた初秋の風景のように感じた。