夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

金沢 続き

2014-10-06 21:55:44 | 日記
昨日は、学会が終わった後に、せっかく金沢に来たので、短い時間ではあるが観光もしてきた。


高校の修学旅行で訪れた兼六園にも行ってみた。
「兼六園」とは、「宏大・幽𨗉(ゆうすい)・人力・蒼古・水泉・眺望」の六勝を兼備するという意味で、名づけられたのだという。
高校生の頃はそのよさがあまりわからなかったが、この年になってみると、こういう枯れ寂びた風情がなんともいえず好ましい。


修学旅行の時と同じく、兼六園を出て石川橋を渡り、重文の石川門を見る。
当時は金沢大学は城内にキャンパスがあり、この時の経験から、私は受験生の頃、金沢大を第一志望にしていた。
結局は夢に終わったのだが、もしここに入学していたら、その後の人生はまるで違うものになっていたのだろうな、ということを思った。

夕方から台風の影響でやや風が強くなってきたので、帰りの列車の時刻を早めて岡山に帰ることにし、近江市場で海鮮丼を食べてから駅に向かった。