LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

『THE CONCORDE AIRPORT'79』

2012-11-24 | THE SOUNDTRACKS
本日は『エアポート’80』のサントラ盤をご紹介します、
と申し上げたいところなのですが、残念ながらこれまでこの作品のサントラ盤はLPもCDも存在していませんでした。
わずかに本国アメリカで公開当時に発売されたと思しきEPレコードが存在するのみであったようです。
くわしくはジュリアンさんのこちらの記事をご覧ください。
コンコルド&ドロン登場も失速したかな… 『エアポート’80』 - ジュリアン サントラがいっぱい - Yahoo!ブログ

そして今回ご紹介するのは先日発売されたラロ・シフリンのベストアルバム“MY LIFE IN MUSIC”です。
何と4枚組みのこのアルバムの最後のDISK4に『エアポート’80』のライブ演奏バージョンが収録されているのです。
LALO SCHIFRIN: MY LIFE IN MUSIC -- SCREEN ARCHIVES ENTERTAINMENT

これは2007年4月にパリで開かれたコンサートからのライブ音源で、
この日の模様は一度CD化されていたようですが、私は全く知りませんでした。
Le concert à Paris 2007: LALO SCHIFRIN: Amazon.fr: Musique

したがいまして今回こういう形でこの曲が再ディスク化されたことは大変喜ばしいことです。
純粋なサウンドトラックとは言えませんが、演奏内容は若干テンポが遅くなっているものの、
実際の映画の演奏とアレンジは全く同じで、十分に満足できました。
しかも曲のフィナーレのあとパリの観衆の人たちの拍手が聞けた瞬間は、この曲が永年好きだった私にとって感慨もひとしおでした。

ラロ・シフリンが担当したドロンさんの映画はこの作品以外に『危険がいっぱい』と『泥棒を消せ』の2本がありますが、
前者はサントラ盤からメインタイトル、後者はジャズコンサートのライブ演奏がそれぞれ収録されていました。

ドロンさん映画以外の作品からは、
マックィーンの『シンシナティ・キッド』、『ブリット』
ポール・ニューマンの『暴力脱獄』
ロバート・レッドフォードの『ブルベイカー』
ブルース・リーの『燃えよドラゴン』(リーの叫び声のない演奏のみのバージョン)
ジャッキー・チェンの『ラッシュ・アワー』
さらにシフリンとは切っても切れない間柄のクリント・イーストウッドの一連の作品、
『ダーティー・ハリー』シリーズ、『戦略大作戦』、
『マンハッタン無宿』(初CD化)、『シノーラ』(初CD化)『白い肌の異常な夜』(初CD化)
などが収録されており、
改めて彼のフィルモ・グラフィーの豪華さを堪能できる、ファンにとって見逃せない1枚であることも付け加えさせていただきます。
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