Insoumis, L' (1964)
『さすらいの狼』(この日本題名は素晴らしいです。)の音楽が聴けるアルバムです。
(ドロンの写真はジャケットのものではありません。)
音楽を担当したのはジョルジュ・ドルリューですが、
シネアルバムなど昔の資料にはジャン・ブロドミードと表記されていました。
これは単なる間違いであったのかもしれませんが、
こうやってドルリューの名義として正規にアルバムが発売されています。
このアルバムには他にジョルジュ・ドルリューが音楽を担当したゴダールの『軽蔑』や、
メルヴィル監督、ベルモンド主演『フェルショー家の長男』(未)、
アニエス・バルダ監督、ルグラン音楽の『5時から7時までのクレオ』
などが収録されており、ヌーヴェルヴァーグの作品集といったものになっています。
アラン・ドロンが初めて自分でプロデュースしたぐらいしか話題のないこの作品ですが、
今までビデオ化されたこともなくDVDも発売されていない幻の作品の一つとなってしまいました。
私自身も高校生の頃、日曜日の夕方に地元サンテレビで放映されていたのを見た記憶しかありません。
この作品でのドルリューの音楽は、後年のモンタン主演作の『真夜中の刑事』にも通じるような
暗く重いオーケストラの演奏が大半を占めており、あまりドルリューらしさを感じません。
ドロンたちが立ち寄るバーの中で演奏されている現実音の物悲しいブルース曲が
唯一明確なメロディーラインを持っており印象に残ります。
ドロンの初期のプロデュース作品はDVD化されていないものが多く、
他にも『ジェフ』『栗色のマッドレー』などは未だビデオ化もされていません。
プロデューサーであるドロンの意志なのかどうかは不明ですが、ぜひDVD化してもらいたいものです。
『さすらいの狼』(この日本題名は素晴らしいです。)の音楽が聴けるアルバムです。
(ドロンの写真はジャケットのものではありません。)
音楽を担当したのはジョルジュ・ドルリューですが、
シネアルバムなど昔の資料にはジャン・ブロドミードと表記されていました。
これは単なる間違いであったのかもしれませんが、
こうやってドルリューの名義として正規にアルバムが発売されています。
このアルバムには他にジョルジュ・ドルリューが音楽を担当したゴダールの『軽蔑』や、
メルヴィル監督、ベルモンド主演『フェルショー家の長男』(未)、
アニエス・バルダ監督、ルグラン音楽の『5時から7時までのクレオ』
などが収録されており、ヌーヴェルヴァーグの作品集といったものになっています。
アラン・ドロンが初めて自分でプロデュースしたぐらいしか話題のないこの作品ですが、
今までビデオ化されたこともなくDVDも発売されていない幻の作品の一つとなってしまいました。
私自身も高校生の頃、日曜日の夕方に地元サンテレビで放映されていたのを見た記憶しかありません。
この作品でのドルリューの音楽は、後年のモンタン主演作の『真夜中の刑事』にも通じるような
暗く重いオーケストラの演奏が大半を占めており、あまりドルリューらしさを感じません。
ドロンたちが立ち寄るバーの中で演奏されている現実音の物悲しいブルース曲が
唯一明確なメロディーラインを持っており印象に残ります。
ドロンの初期のプロデュース作品はDVD化されていないものが多く、
他にも『ジェフ』『栗色のマッドレー』などは未だビデオ化もされていません。
プロデューサーであるドロンの意志なのかどうかは不明ですが、ぜひDVD化してもらいたいものです。
セリフ付きのこのテーマ音楽は昔キングレコードから発売された
ドロンさんの音楽集のラストに収録されており、
この物悲しいトランペットの響きが当時中学生の私の耳にずっと残っていました。
やはり隠れた名曲です。
贅沢な一品ですね。
ワタシも10年ぐらい前に中古で見つけて購入したんですが、お気に入りの一枚です。
『さすらいの狼』 あのトランペットの響き カッコ良すぎです。