LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

LE FIGARO TV MAGAZINE octobre 2010 (2)

2010-11-26 | INTERVIEW
前回のインタビューの続きです。

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あなたは他のスターたちよりも早くからテレビに主演されました。なぜでしょうか?

テレビは映画とは違うんだ。はるかに速いペースで作品を作っていく。
私は少し懐かしい気持ちでよく思い出すんだが、昔の時代を代表する俳優たち、
例えばギャバンはテレビのような速いペースの撮影に慣れることができなかったんだよ。
映画のセットでの私たちの仕事のやり方はとても異っていた。
私は早く仕事を終わらせることが好きなタイプなので、テレビにはすぐに適応することができたんだ。
だけど23日間、映画の撮影にかかりきることもいやではなかったけどね。

舞台はいつから始まるのですか?

何日か後には、私は「典型的な一日」のリハーサルを開始するよ。
Éric Assousが私の娘と私の為に書いてくれた父と娘の関係についてのドラマチックなストーリーで、
私の偉大な友人だったジャン=クロード・ブリアリーの劇場Bouffes-Parisiensで1月からスタートする予定だ。
私はブリアリーに敬意を表して、娘の初めての舞台に彼の劇場を選んだんだよ。

あなたが心底打ち込んでいたプロジェクトですね?

この舞台が実現できるなんて言葉がないくらい幸せなことだよ。
私の娘と一緒に舞台に立って演技をするなんてね。
これが終わったらもう全ての仕事をやめてもいいと思っているよ...

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このインタビューの直後に舞台の監督の降板の報道があり、
その後は新しい演出家が起用されたようですので、果たして予定通りに開演されるかどうか見守りたいところですが、
それにしてもドロンさんの口からまるでこれが最後の仕事のような発言があるのは少し寂しい気持ちになります。
Comments (2)
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