LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

SMAPXSMAP

2007-10-09 | TV APPEARANCES
昨日アラン・ドロンさんがご出演されたスマスマですが、こちらの予想していた以上に充実した内容でした。

ドロンさんは以前よりもスリムになられて、モーリシャスでの休日の影響からかいつもより日焼けして健康そうな姿を見せてくれました。

事前にドロンさんにはスマップの情報がADID社経由で伝わっていたようで、特に『武士の一分』でサムライを演じたキムタクには“キムタクサン”と親しみを込めて呼びかけるシーンもありました。

ただし料理については冷静で辛口な批評が随所に飛び出して、いつもとは勝手が違うメンバーたちの動揺振りがこちらにも伝わってきました。
ドロンさんもフランス料理についてのエッセンスをそれぞれのメンバーに詳しく伝えようとしており、それに対して謙虚に聞き入っているメンバーたちの姿にも好感が持てました。
キムタクだけはさすがにプライドを傷つけられたのか横を向いているシーンもありましたが彼の本心ではないものと思います。

番組恒例の香取慎吾の変装パフォーマンスは今回はなく、カンヌでドロンさんと一緒に撮ってもらった写真を「大切にしている。」と真剣な顔で話したのも、ドロンさんは嬉しかったのではないでしょうか。

番組冒頭ではドロンさんのプロフィールとフィルモグラフィーを紹介する映像が流れましたが、もう少したくさんの作品を若い人たちに紹介してもらいたかったなと思います。

中居くんがドロンさんにご自身が選ぶベスト5作品は何ですか?と質問した際のドロンさんのチョイスに少し驚きました。

『太陽がいっぱい』『山猫』は予想通りですが、その他に『太陽が知っている』『暗黒街のふたり』『高校教師』
の3作品が入っていたのです。

選択の理由についての質問がこの後なかったのが大変残念なのですが、ロミー・シュナイダー、ジャン・ギャバンとの共演作ということで最初の2作品は選ばれたのでしょう。
私が驚いたのは『高校教師』です。
1996年のインタビューで既にこの作品を気に入っていることを話されていましたが、(詳細についてはtakagi様のブログ、こちらをご覧下さい。
Virginie Ledoyen et le cinema francais - 回想するアラン・ドロン:その9
まさかご自身のベスト5に入っているとは大変嬉しく思いました。

その他にはアクターとコメディアンの演技の違いについて、好きな仕事に携わっていられることの素晴らしさ、などなど彼の一言一句全てが私の心に響いてくるものばかりでした。

このような素晴らしい番組を企画してくださったフジテレビのスタッフの方々に心から感謝申し上げます。
Comments (10)
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