陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

李登輝氏の靖国参拝を慶ぶ

2007-06-08 00:36:37 | 台湾関係
 初夏の日本を訪れ、芭蕉の「奥の細道」を探訪された李登輝氏。離日前に、令兄の祀られる靖国神社を参拝された。懐かしい亡兄の英霊に親しくご挨拶されて、李登輝氏の思いは如何許りであったろうか。同氏念願の靖国参拝を、私は心から慶賀する。

 産経新聞によれば、

李登輝氏が靖国参拝 戦死の実兄しのぶ

 来日中の李登輝前台湾総統(84)は7日午前10時すぎ、亡兄の李登欽氏が「岩里武則」の日本名で合祀(ごうし)されている東京・九段の靖国神社を初参拝した。

 クリスチャンである李登輝氏は政治、歴史、宗教を切り離し、フィリピンで戦死した兄を持つ私人として、実兄の英霊に一礼した。

 李氏は到着殿から曾文恵夫人らを伴って内部に入り、靖国神社側によると「(本殿で)昇殿参拝をした。遺族として参拝された」という。また、同行した作家の曽野綾子さんによると、李氏は靖国側の指示に従い、おはらいを受けた後に本殿で一礼した。

 参拝には、日本側からは曽野さんの夫、三浦朱門さん、西村真悟・衆院議員らが同行。台湾側から台湾独立建国連盟の黄昭堂主席らが付き添った。

 李氏は参拝を前に宿泊先のホテルで記者会見し、「靖国神社に参ります。62年間、会ったことのない兄を靖国神社で合祀し、遺霊を守ってくれることに感謝してきます。これは個人的な立場であり、政治的にも歴史的にも(関連づけて)考えないでください」と目頭を押さえて、実兄を思う弟の気持ちを訴えた。

(2007/06/07 12:14)
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070607/wdi070607003.htm


 中共現政権は、陰湿な形で李登輝氏の中尊寺参詣を妨害し、靖国神社参拝にもクレームを付けた。只今は私人の立場にある84歳の老人に対し、無礼そのものではないか。支那人=漢人の執拗さと礼儀の欠如に、改めて憤りを感じざるを得ない。それを煽り立てる日本のマスコミにも、益々深い嫌悪感を覚える。

 李登輝氏よ、何時でも御好きな時に、何度でも日本へご来駕下さい。そして、心行くまで日本の歴史と風物をお楽しみ下さい。
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