温家宝首相の来日予定

　４月１１日から温家宝首相が来日、３日間滞在する。それに際して、彼は安倍首相の靖国参拝について注文をつけた。「内政干渉をするな」と敢えて言いたい。そんなことを言うなら、チベット・ウィグル侵略とそれに伴う人権無視の問題について我が国も触れるべきだし、現在行われている法輪功信者への弾圧と臓器抽出を止めたらどうかとアドバイスしたら良い。
　
　尖閣諸島付近のガス田問題も話し合われるようだが、麻生外相にはきちんとした対応を期待する。ついでに、中共の海軍装備増強は、東シナ海の不安定化につながると懸念表明してもらいたい。

　温家宝首相の訪日で、媚中派議員たちとマスコミは大喜びして愛想を振りまくことであろう。まあ、事故防止に万全の警備体制をとって、後でケチを付けられないようにしましょう。

温首相　靖国参拝を強くけん制　訪日前会見で
4月4日17時22分配信 毎日新聞

　【北京・西岡省二】中国の温家宝首相は４日午前、１１日からの日本訪問を前に、北京の中南海（要人の執務・居住区）で毎日新聞など日本の報道機関と会見した。温首相は「中国人民の感情を著しく傷つけた」との表現で小泉純一郎前首相の靖国神社参拝を非難する一方、「このようなことが二度とないよう希望する。約束を守り、中日関係発展を推進してほしい」と語り、安倍晋三首相の参拝を強くけん制した。
　今年は日中戦争の発火点となった盧溝橋事件から７０年など「敏感な年」を迎えたことから、関係発展に向けた摩擦除去への努力を日本側に求めたといえる。
　温首相は中国首相として６年半ぶりとなる訪日について「成功すると信じる。（両国間の）氷を溶かす旅にしたい」と述べ、強い意欲を示した。その上で訪日の際に作成する新たな共同文書について「両国の『戦略的互恵関係構築』に向けた狙いや内容、主要任務が盛り込まれる」と語った。
　北朝鮮の核問題をめぐる６カ国協議について「協議の道のりの中で、あけぼのが見えてきた」とこれまでの成果を強調。日本人拉致問題には改めて「同情と理解」を示す一方、「日朝間の国交正常化協議がこの問題の解決に資すると思う」と語り、日朝協議の進展に期待を示した。
　さらに東シナ海のガス田開発問題について「協議を強化し、平和的に問題を解決できると信じる」と強調した。
　温首相は１３日まで３日間の日本滞在中、天皇陛下との会見や、中国首相として初の国会演説を行い、日中関係の重要性を訴える。新幹線で京都へ移動し、日中ゆかりの地などを訪れる。

最終更新:4月4日17時22分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070404-00000016-maip-int

　安部首相の靖国参拝は、春は忙しそうだから今秋の例大祭に行えば良いだろう。ちょうど首相就任以来１年を過ぎるから、英霊への報告を兼ねたらどうか。来年春の例大祭には、是非参拝してもらいたい。その頃は、北京オリンピックを直前に控えて、中共も余計なことを考える暇が無いはずだ。