陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

東電・刈羽原発の使用停止解除

2009-02-06 10:54:04 | Weblog
 一昨年7月の新潟県中越沖地震が原因となって、消防法による停止命令が出ていた東京電力の柏崎刈羽原発に対し、2月3日付けで、まず7号機の使用停止解除が行われた。

柏崎刈羽原子力発電所:東京電力㈱設置(新潟県柏崎市刈羽)
 1-5号機は沸騰水型、6,7号機は改良型沸騰水型軽水炉。
 カッコ内は、稼動開始時期。

1号機  110万kw(1985.9.15)
2号機  110万kw(1990.9.28)
3号機  110万kw(1993.8.11)
4号機  110万kw(1994.8.11)
5号機  110万kw(1990.4.10)
6号機  135.6万kw(1996.11.7)
7号機  135.6万kw(1997.7.2)

合計   821.2万kw(発電拠点としては、世界最大の発電出力)

 今回の7号機に加え、1-6号機も順次使用停止が解除されるだろう。使用停止解除の後は、運転開始になるのであろうが、東電はこの事故を教訓として、2重―3重に安全投資を行って欲しい。また、情報公開を忘れてはならないと思う。


柏崎刈羽原発設備の使用停止解除 中越沖地震後1年半ぶり
2009.2.3 10:17

 新潟県柏崎市は3日、平成19年の新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市・刈羽村)の原子炉周辺設備が損傷した可能性があるとして消防法に基づき出した使用停止命令を、7号機について約1年半ぶりに解除した。

 東電は7号機で4日、停止状態でできる試験をすべて終了する予定。その後、停止中の全7基のうち地震後初めて、7号機の原子炉起動を計画している。国は計画を了承する見通しで、新潟県など地元自治体の了解が焦点となる。

 柏崎市は、軽油タンク、タービンの消火設備など7号機の周辺設備の安全性は保たれていると判断。残る6基も安全性確認後、命令を解除する。

 泉田裕彦新潟県知事は「起動試験は運転再開につながる」として2日、起動前に地元自治体の了解を得るよう東電に要請。会田洋柏崎市長と品田宏夫刈羽村長も同様の意向で、3人は6日に会談する。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090203/scn0902031018003-n1.htm

(参考)

 柏崎刈羽原発事故からの危惧
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「米軍頼みは人種・階級差別... | トップ | シナ大陸の失業者増大と暴動激化 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事