陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

“Love is a many splendored thing”を想い出す:映画<慕情>のテーマ

2010-03-21 18:22:45 | 読書・映画・音楽

 今日の日曜日は、朝から西風が強い。北日本では、相当な暴風になって、交通機関に多大の影響が出ている。西日本では、この強い西風に乗って黄砂が降り、皆さん苦労をされたのではないか。

 この日は、春分の日、昼の時間と夜の時間が同じになると言うが、高島暦によると

3月21日(日)
日出:午前5時44分
日没:午後5時53分

で、昼間時間が9分ほど長い。それで、昼間時間と夜間時間が正確に等しくなる日は

3月17日(水)
 日出:午前5時50分
 日没:午後5時50分

となるから、これなら昼、夜共に12時間ずつで等しい時間に相当する。

 それに彼岸の中日だから、祖先をお祀りするため墓参りに出掛ける人も多いであろう。昔は春季皇霊祭として、その年の五穀豊穣を祈る日であった。

 20年近く前だろうか、香港返還前のことだ。この日前後の休日を利用し、大都会・香港へ初めて出掛けた。3~4泊したと思うのだが、ビクトリア・ピークを始め、彼方此方(あちこち)の名勝や有名街路を訪ねながら、広東料理を楽しんだ。

 その折、思い出したのは、映画《慕情》(1955)である。香港を舞台に繰り広げられる悲恋物語は、W・ホールデン、及びJ・ジョーンズの好演もあって、実に印象深い内容であった。

 この映画のテーマ・ソングが、“Love is a many splendored thing”(恋は何と素晴らしきものか)であった。今聴いても、映画の場面に加えて、色々なことが懐かしく思い出される。

Andy Williams - Love Is A Many Splendored Thing

 ここで歌っているのはアンディ・ウィリアムズ




“Love is a many splendored thing” (1955)

Words by Paul Frances Webster
Music by Sammy Fain

[Originally by The Four Aces]

Love is a many splendored thing
It's the April rose
That only grows in the early spring
Love is nature's way of giving
A reason to be living
The golden crown that makes a man a king

Once on a high and windy hill
In the morning mist
Two lovers kissed
And the world stood still

Then your fingers touched
My silent heart and taught it how to sing
Yes, true love's
A many splendored thing

Once on a high and windy hill
In the morning mist
Two lovers kissed
And the world stood still

Then your fingers touched
My silent heart and taught it how to sing
Yes, true love's
A many splendored thing


 なお、この歌の背景に関しては、 MID-NIGHT JAZZ REPORT さんの“Love is a many splendored thing”を参照されては如何。
http://www.geocities.jp/jazzinn5/lovemany.html


 往年の名歌手、エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck)もこの歌を熱唱している。歌詞は、微妙に異なるようだ。



 こちらは、mattd46612 さんが提供する動画。

http://www.youtube.com/watch?v=G6G3L3jOSpU&feature=related

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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懐かしいですね。 (unerose)
2010-03-22 11:26:32
 懐かしい歌と映像をありがとうございます。
今でも胸がキュンとなります。
 初めての「洋画」の記憶が、この「慕情」と「静かなる男」です。頭を水につけずにクロールで泳いでいるジェニファ・ジョーンズを見て、「なぜ、頭をつけないで泳ぐの」と質問を繰り返していました。「静かなる男」と同様に、母の横でテレビで見ていました。
 歌も物語もあまりに「甘美」でした。少々オーバーかも知れませんが、「西洋」や「男性」や「悲恋」などへの憧れを強く植え付けられてしまったようです。
 アンディ・ウィリアムズも、テレビで知った初めての西洋の歌手であるように、私たちの世代にとっての、テレビの影響の比類なさを改めて思います。

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ジェニファー・ジョーンズの逝去 (茶絽主)
2010-03-22 22:33:42
unerose 様

何時もコメントを有難うございます。

ジェニファー・ジョーンズは、この映画で混血の女性医師を演じていましたが、「武器よさらば」では看護婦でした。
「終着駅」も懐かしいです。
長生きをした彼女ですが、昨年12/17に90歳で亡くなりました。
時の経過を強く感じますね。
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