大騒ぎする中で行われた米朝首脳会談(シンガポール)、米朝両首脳は朝鮮半島の非核化構想に合意し、署名を行った。発表された合意文書の内容は、何とも具体性に乏しく、日本国内は勿論のこと、国際的な評価についても意見は分かれている。当事国の米国内でも意見の分裂があるようだ。取り分け、トランプ大統領が米韓軍事演習を停止すると記者会見で述べたことは波瀾を招きそうだ。
私は、朝鮮半島の非核化論議に関して、当事者同士の意見交換がようやく正式に始まったとの見方である。両者が早急に具体的行動を始めなければ、また振り出しに戻るであろう。会談の中で、トランプ大統領が日本人拉致問題を話題にしてくれ、記者会見を通じてそれが世界中に伝達されたことを評価したい。今後は、当事国である日朝首脳会談で拉致被害者の早急な帰還が話し合われることを強く期待する。
チャンネル桜では、早速この問題に関して闊達な討論を行った。
◆特別討論「米朝首脳会談とこれからの日本」
パネリスト:
加藤清隆(政治評論家)
髙山正之(コラムニスト)
西岡力(「救う会」全国協議会会長・モラロジー研究所歴史研究室室長)
宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総
【Front Japan 桜・特別討論】米朝首脳会談とこれからの日本[桜H30/6/13]
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