陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

海外フライトで請求されるサーチャージが無くなる?

2009-01-13 21:37:01 | 旅行
 海外へ出掛ける時、航空運賃に加算してサーチャージ(特別付加運賃)を要求される。これは、原油価格が1バレル当たり60ドル以上になった時から導入された。航空会社は、3ヵ月ごとの原油価格を平均化して、サーチャージを算出するようだ。

 現在の1月-3月搭乗期は、欧米線で往復4万4000円。昨日の原油価格がバレル当たり40円前後だから、サーチャージは無くしても良いはずなのだが、3ヶ月の平均(昨年8月-10月)が116ドルなので、この期間は一人往復4万4000円を請求される。

 昨年4月と5月に私は欧州へ出掛けたが、一昨年12月のフライト申し込みだったので、それぞれサーチャージとして往復約4500円を請求された。だが、現在二人で海外に行けば、それぞれにサーチャージが掛かるから、1旅行当たり8.8万円にもなる。これは、個人負担の場合馬鹿にならぬ金額だ。

 11月-1月の3ヶ月平均は、確実に60ドルを割るから、4月ー6月搭乗期のサーチャージは0になると予想される。実際、JALはサーチャージを引き下げるようだ。毎日新聞によると、


日航:「サーチャージ」大幅引き下げへ 4~6月期
2009年1月13日 19時46分 更新:1月13日 19時54分

 日本航空の西松遥社長は13日の会見で、燃料価格の上昇分を上乗せする特別付加運賃「サーチャージ」について、「透明性を持って、(燃料価格が)上がればいただき、下がればやめる」と述べ、次に改定する今年4~6月期に、基準に沿って大幅に引き下げる方針を明らかにした。

 日航のサーチャージは航空燃料の市場価格をもとに3カ月ごとに決めている。今年1~3月期は、昨年8~10月の燃料価格の平均(1バレル=116ドル)を基準に、欧米線で片道2万2000円。しかし、今年4~6月期のサーチャージの基準になる11~1月の燃料価格は急落しており、現在の水準が続けば平均が1バレル=60ドル台になるため、サーチャージは欧米線で片道5000円まで下がる計算だ。もし60ドルを割れば廃止する。

 全日本空輸のサーチャージも日航とほぼ同水準で、4~6月期に大幅に引き下げる見通し。【位川一郎】
http://mainichi.jp/select/today/news/20090114k0000m020051000c.html

 2月以降は、円高が更に進む可能性がある。と言うことは、レジャーで海外に出るのなら4月以降に延期した方が良さそうだ。ただ、中東情勢が激変すれば、原油価格は高騰するから、サーチャージは引き続いて請求される。それでも、3ヶ月平均となれば、現在の算定根拠価格116ドル/バレルよりは遥かに安くなるだろう。
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