米国もシナ・中共も、時の政権は勝手に振舞うから、仲良くなったり対立したりしている。中共が毛沢東の指導の下で奇妙な「大躍進」政策を取り、自由主義国と対立していた頃、「米国は<張子の虎>である」と中共は罵倒していた。ところが、ニクソン政権(共和党)はキッシンジャーを使って電撃的な国交樹立をし、世界の人々を驚かせた。
人権外交を標榜するカーター政権(民主党)は、ブレジンスキーのアドバイスにより、チ . . . 本文を読む
かつて、外交に主体性の無い日本を「ひよわな花」と形容したZ.ブレジンスキー教授(82)は、カーター政権当時の国家安全保障担当大統領補佐官であった。彼は、2009年1月に北京を訪れ、「世界を変えられるのは、包括的なパートナーシップを前提としたG2(米国+中共)関係である」と言う趣旨の講演を行った。オバマ政権発足直前のことである。
この講演内容は、abetechに紹介されている。
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12月22日、日本のマスコミは藤崎駐米大使がクリントン国務長官に急遽呼び出されて、国務省で会談したことを一斉に伝えた。それは、コペンハーゲンで開催された晩餐会の折、鳩山首相が同長官と懇談した内容に関連するものと受け止められ、大寒波襲来中の呼び出しと言うことで憶測が交わされた。しかし、どの新聞の報道内容も、似たり寄ったりで、例えば朝日新聞の記事では
クリントン長官、駐米大使を異例の呼び出し 普天 . . . 本文を読む
オバマ大統領は、11月13日(金)午後に羽田到着、鳩山<宇宙人>首相と形式的な話し合いをした。だが、日米間懸案事項については全て先延ばし、大統領は一泊してサントリー・ホールで演説を行い、両陛下との午餐会の後、時間を早めてシンガポールへ飛び去った。両首脳共、華麗な言葉の交換がお好みのようだから、予想を裏切らない首脳外交であった(笑)。
鳩山首相は、米大統領の滞在中にも関わらず、さっさとシンガポ . . . 本文を読む
昨年末からCITグループの経営不安が話題になり、米連邦政府は既に23億3000万ドル(約2100億円)の公的資金を注入した。ここへ来て、同グループは事前調整を経た後、連邦破産法11条の適用を申請、負債総額は649億ドル(約5兆8000億円)に達すると言う。
ニューヨーク株式市場(DJIA)は、10月30日にー249.85ドル下落して、9,712.73ドルの水準、今日も続落するのではないか?一 . . . 本文を読む
去る10月9日の午後6時頃、民放TVの地方ニュースを見ていたら、Breaking News のテロップが走って、「オバマ大統領へのノーベル平和賞受賞決定」が流れた。私は奇妙な感じを持ったのだが、それは今なお続いている疑問でもある。
ノーベル平和賞がテロの専門家、故アラファト議長に与えられた時、あるいは故金大中氏が受賞した時も、正直変な話だなと思った。だが受賞した彼等は何か行動をしていた、つま . . . 本文を読む
米国財務省が大盤振る舞いをして、巨大金融機関やGMを救済する原資は国債発行(=借金)だが、米国内銀行は青息吐息、米国民も借金だらけなので、「バイ・アメリカン」と言うわけに行かない。
当然海外に米国債を買ってもらうことになるが、欧州も中東産油国も自分たちの国家経済を救済することで精一杯、米国債を購入する余裕など無いだろう。プーチン首相は、ドルの基軸通貨体制を崩したいから、米国債を買うはずが無い . . . 本文を読む
麻生首相とオバマ大統領の会談は、僅か1時間20分、通訳時間を考慮すれば、実質50分弱の話し合いと言う所か。儀礼的訪問の意味に加え、御両者とも理念・理想を語る「コンセプト外交」が好きなようだから、それを述べ合って無難に初対面を終わらせたようだ。
ドルの基軸通貨としての信認維持に日本が協力すると言う事は、米国債を更に買いますとの意思表示であろう。日本が米国債を買い易くするため、両国は現在ドル高円 . . . 本文を読む
国会開催中にも拘らず、麻生首相は2月24日に米国を訪問、オバマ新大統領と会談をする。オバマ大統領も、翌日25日に一般教書演説を行う予定との事、相当に慌しい訪問となる。共同宣言などは出さない予定と言うが、麻生首相の支持率回復に繋がる首脳外交となるかどうか。
オバマ大統領が日本に期待するのは、第一に大量の米国債を購入して欲しい事、第二にアフガンへの派兵協力であろう。麻生首相へ申し上げたいのは、米 . . . 本文を読む
米国の2008年度国家財政第1四半期(10月―12月)で、既に5000億ドルを越す財政赤字が生じており、単純計算で年間2兆ドルを容易に越す赤字が予想される(下記記事では3兆ドルと予測)。この巨額需要をオバマ政権は米国債の発行で調達するのだが、米国内での消化は勿論、欧州や産油国が購入するだけでは調達が困難。
それで、チャイナ・マネーや日本の金融機関に米国債を買わせようとする計画だが、ドル価格低 . . . 本文を読む
米国は、わがまま過ぎる。他国に貿易自由化を説いておきながら、調子が悪くなれば自国への輸入品を制限し、貿易保護主義に走ろうとする。他国に干渉しない普通の国がそうするのなら、国際的理解が得られる場合もあろう。だが、米国は我が国や欧州に対し繰り返し自由貿易を迫って来た過去がある。それを忘れたのだろうか。
第二次世界大戦は、特定国が自国利益を確保するためのブロック経済化をやり過ぎて起きた。それを反省 . . . 本文を読む
バラク・オバマ上院議員(民主党、47歳)が、米国第44代大統領に就任した。1月20日正午のワシントンは晴天に恵まれ、200万人が集まったキャピトルヒルの特別会場で、オバマ新大統領は就任演説を行った。
表現に工夫はあったが、特別な言い方は演説に見られず、淡々と米国の困難な状況を顧みてこれを打開するために国民の団結と責任を求め、国家としての自信回復を述べた内容だ。ケネディ演説のように、米国民へ強 . . . 本文を読む
グリーンスパン前FRB議長が言うように、イラク戦争は米国の石油確保のために行われた。その結果、数十万人のイラク国民が殺され、4000人以上の米軍兵士の命が失われた。投じた戦費は60兆円以上、そしてイラクの治安はなお不安定である。
米国発の金融危機は、世界の<経済カタストロフィー>を招き、僅か2ヶ月で世界の株式資産を3000兆円減らした。米国自身も巨額の金融資産を失い、更には膨大な借金を負った . . . 本文を読む
昨夜から降り続いた雪は約10cm積もり、風が強く暴風雪警報が出ている。気圧配置は典型的な西高東低型になって、寒気団が南下したから暫くは雪降りの日が続きそうだ。昨日まで雪が全く無く、冬将軍もサボっているのかと思っていたが、忘れないでやって来た。除雪車も、今季2回目の出動。
米国北部とカナダは大雪で大変なようだ。ウィスコンシン州では、車100台以上の追突事故も起きたと言う。クリスマス休暇で帰省す . . . 本文を読む
今日は生憎雨の日となったが、勤労感謝の日。日曜日と重なったので、明日は振替え休日。働く機会を得て収入を得ると共に、自らの心を磨き、それが何らかの形で社会に貢献している事を思い起こす日である。同時に、健康で働く事の出来る状態に有難いと考えることも大切だろう。
皇居では、<新嘗祭>(にいなめさい)が厳かに執り行われた。五穀豊穣を感謝する伝統的皇室行事である。飛鳥時代から始められたと言うから、15 . . . 本文を読む