Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

対岸の火事か?

2012年10月16日 | Weblog

               

国家の経済が破綻しつつあるギリシャ、大学を出ても就職のあてがない若者や勤
め先が倒産して路頭に迷う若い夫婦・・・苦悩する若い人たちの現状を伝えるTV
報道を観た。

2009年10月に発足したパパンドレク新政権の下で、旧政権(新民主主義党)が
行ってきた財政赤字の隠蔽が明らかとなり、従来GDP比4%と発表してきた赤字
が、実は13%にも及巨額だったことが分った。債務残高はGDPの113%に及び、
2011年7月格付け会社はギリシャ国債の格付けを大幅に引き下げた。

去年11月、ギリシャ政府がEUと取り交わした財政赤字削減目標が達成できない
見通しであると発表したことから、国家の債務不履行の可能性が高まっているの
だという。

自分たちの国が何故こんなことになってしまったのか・・・若者たちは今、国家財政
債務の中身を洗い出して自分たちに関係のない債務は除外しようと、地道な活動
を始めているけれど道程は険しい。

ギリシャでは社会保障給付と人件費が歳出の7割をしめてい、政権交代のたびに
公務員の数を増やしてきたため、公共労働人口の四分の一が公務員らしい。

また年金制度が身の丈にあっておらず、給付水準が現役時代と大差ないため他
の先進国比べて高すぎる。更に、ギリシャの持つ脱税文化(?)のため、脱税と税
務署員の汚職が蔓延していて徴税能力も低いのだとか。

                                    

本当のところ、日本に居て我々には良くは判らないけれど、何だか他人事だとば
かり思えないのはEdだけだろうか・・・

日本はギリシャのようにはならない・・・という人もいる。ほんとうだろうか・・・

その理由は、日本の財政赤字は国債によって国内で賄われており、海外債務で
はなこと、また民間貯蓄が十分ある上毎年貿易黒字による国家貯蓄が積み上が
っていること、などだそうである。

しかし日本の財政赤字はこの数年、GDP比10%近くなってきている。1980年
以降の30年間で財政黒字になったのは1988年から4年間だけで、後はづっと
赤字続きである。

更に3.11震災以降、民間貯蓄率は低下し始め、国の貿易収支も赤字が続い
て来年度(2013年度)は、これまで黒字だった国家財政収支は赤字に転落す
るとみられている。

出鱈目・自民党から引き継いだ無能な現在の民主・政治屋集団では、財政赤字
を減らそうなどという発想すらどこにも見当たらない。

皆で渡れば怖くない・・・いつまでも赤字国債に頼った政治運営を続けている限り
日本も近いうちギリシャと同じ運命をたどる。これまでに積み上がった日本の財政
債務総額は赤ん坊を含めた国民一人当たり800万円にもなっているのだ!!

明日は我が身である。その時一番悲惨な目に逢うのは我々貧乏人なのだ、という
事を皆さんお忘れなく!

                    



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