Edが一人で騒いでも、どうなることではないのだけれど、云わずにはいられない・・・
関西電力の大飯原発3、4号機のストレス・テストについて原子力安全・保安委がテスト評価は妥当でありとする審査案をまとめて有識者の意見聴取会に諮った。これらの意見を踏まえて保安委は審査案を改定し、最終報告を策定するのだという。
原子力安全・保安委なんて、もともと原子力政策を推し進めてきた原子力委員会から、放射能漏れ事故をきっかけに分離した名ばかりの「安全委」であって、実態はイザという時の政府の「隠れ蓑」に過ぎない(とEdは常々思っています)。
従って、「国民を放射能の危険から守るのだ!」などという崇高な思いは端からありません!
あるのは「先ず原発ありき」でしょうから、どうしたら「危険」を「安全」と言いくるめられるかということに腐心してきたのでしょう。
そりぁ~安全神話だって何だって造れますよ。何しろ時の権力者達の息がかかった原子力の専門家といわれる偉いセンセイがたばっかりですから・・・
ま、チョットでも反原発みたいなこと言ったら直ぐクビになっちゃうでしょうけどね、きっと(笑)
原子炉で核燃料を燃やせば(核爆発させれば)膨大な熱エネルギーとともに自然界には存在しない危険な放射性物質(セシウム137、プルトニウム239、ストロンチウム90など)を放出する。これら人体に有害な放射性物質は一旦生成されてしまえば半減期が極めて長い(30年~2万4千年)ので、人体には略永久に害を及ぼし続ける。またもし放射性廃棄物としてガラス固化処理されたとしても、それらを安全に最終処分する方法がどこの国でもまだ見付かっておらず、日本では暫定保管場所に集めて冷却を続けながら、毎年大量の処分できない核廃棄物(放射性ゴミ)が積み上がっているのだ。(廃棄物だって何十年も冷却し続ける必要がある!)
人類はまだ核エネルギーを安全に利用できるほど技術を確立していないのに、原発では先走って良いとこ取りだけをしている。原子炉事故による放射能汚染や大量の廃棄物処理の難問は、やってはいけないことをやったツケが今回ってきたことに外ならない。
昨日も今日も日本はあちこちで地震が起きている。日本のような地震列島に原発は最も相応しくない装置だ。原発は即廃棄して地熱発電、効率の高いガスタービン発電、風力や太陽光などの自然エネルギーの利用をもっともっと促進すべきである。自然エネルギーの利用が日本でなかなか進まないのは、技術の問題ではなくて基本政策の問題である。
原発が無ければ電力が不足するなどという低レベルの話ではなく、国民の安全に関わるもっと基本的な問題なのに・・・
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