Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

これから目指すべき方向性

2014年02月12日 | Weblog

                    

NHKSpecial、スペース・シップ・アース(宇宙船地球号)を観た。


地球号の燃料タンクは有限であり、いづれいつか底をついてしまう。地球の人口
は70億人を超え、発展途上国は増々化石燃料が必用となる。人々は先進国の
生活を目指して、より一層エネルギー消費を高めることになる。このまま何も考え
ず進んでいけば、その先に待っているものは「破滅」しかない。


今現在世界にある1000万人を超える大都市は30位あり、これからも都市への
人口集中が続いてゆくと考えられるから巨大都市はもっと増えることになる。


さてそれでは、人類はこれからどうすべきなのだろうか・・・?

一つの解決策のヒントは都市の小規模化にあるらしい。成るべく小さな生活単位
(町、村)の中だけで生産と消費が成り立つような生活に変えてゆくことが、流通
の無駄をなくし最も効率的なこれからの生き方だという。


アメリカ・オレゴン州ポートランドは、グリーン・シティーを町のスローガンに掲げ、
全米で最も緑の多い町と云われている。市電を利用することで車の数を減らし
徒歩や自転車で買い物に行けることを念頭に入れた町造りをしている。


更に、人々の際限のない欲望を抑えるための方策として開発は限られた地域
内に留め、それを超えるような案件は住民の合意が得られなければ出来ない
仕組みとなっている。


また、ドイツのある小さな村では電力を発電会社から買うのをやめて自前で賄う
試みを成功させている。当初配電網を買い取る交渉をしたが法絡みで難しいこと
が分り、新たに自前の配電網を設置した。高額のため各戸で約40万円ほどずつ
負担せねばならなかったけれど、自然エネルギー(風力)による発電でまかなっ
ているため年間で一戸あたり約10万円安くなったので、4~5年で元が取れる
計算だという。バックアップ発電装置は家畜の排せつ物を利用したバイオ燃料
による発電で、これまで一度も停電したことがないのだそうだ。


火山の国アイスランドでは地熱発電で全体の60%の発電を賄っている。発電後
の高温の廃水は各戸に送って煖房や給湯に利用している。


現在は多種多様な自然エネルギーによる発電の技術が発達してきており、日本
でも国が率先してその利用を推進して行けば、もっと安くて安全な電力が使える
ハズである。バカの一つ覚えのように原発が必要と叫ぶ連中は利権絡みで金儲
けだけ考えている悪党である。


日本の化石燃料を使う最近の発電装置は効率が極めて高く、排ガスもクリーン
で燃費が良いのだそうである。最近の自動車と同様なのである。巨大で危険な
原発は即時やめて、地域ごとの特性に敵った発電を構築すべきである。


これからの都市は「大きい」ことが「良い」ことにはならない。オリンピックの時だ
けしか役に立たない巨大なスタジアムなんて愚の骨頂である。安倍晋三も桝添
都知事も世界一がお好きと見えて、現代版”ピラミッド”か”万里の長城”よろしく
馬鹿でかい構築物を計画じているけれど、終われば維持費ばかり金のかかる
お荷物にしかならない。あ~あ、また税金の無駄使いだわい・・・

        



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