小沢一郎氏の元秘書3人に対する東京地裁(登石郁郎裁判長)の陸山会判決は執行猶予付き有罪となった。検察が証拠として提出した供述調書の殆どは村木敦子冤罪事件同様その信用性がないことから採用されなかったのだ。にも拘わらず地裁は推定だけで有罪としてしまった。小沢一郎氏を何とかして政界から引きづり降ろしたい裏の力が働いているらしい。
マスコミはこぞって大々的にその結果だけを報じて裁判そのものの矛盾には言及しない。まるで戦前の「大本営発表」を何の疑いもなく報道し続けた、大昔のマスコミそのものである。
村木さん冤罪事件のときもそうだったけれど、TV、新聞の論調は最初から犯人扱いだった。検察のリーク情報を何の検証もせずただ黙って報道するだけの今のマスコミは戦前と同じ権力の走狗に成り下がっている。権力にとっては世論操作のいい道具かもしれないが、国民にとっては百害あって一利なしである。
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