Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

因果な仕事

2013年12月12日 | Weblog

                

今従事している「品質管理」という仕事は、何もなければ会社にとってこんな良
いことはないのだけれど、担当者は手持無沙汰になって時間を持て余す。反対
に何かあれば、それは製品に問題が生じたということであり、直ぐ対応しなけれ
ばならず大忙しとなる。暇と繁忙がバランスよく訪れてくれば有難いのだけれど、
事はそう都合よく運んではくれない。


暇な時間ばかり続いたかと思えば、次は続けざまに2つも3つも問題が生じて
てんてこ舞いさせられたりする、因果な仕事である。

この職種に就いたのは定年になる2年前で、長く続けてきた営業技術職を若い
後任に譲ったら直ぐに、今度は品質管理を任された。それ以来づっと今日まで、
この仕事をやっているわけだから、今年で12年目になる。”浜の真砂は・・・”で
はないが、品質問題も尽きることは決してなさそうである。^^!

                                   

顧客であるトラック・メーカーの業界においては、品管部門は重要ではあっても
地味な仕事だから、これまで設計とか生産など脚光をあびる部門で活躍してき
た人が定年間際になっても偉くなれなかった場合、品管に配置転換されること
が多く、中には品管部門を「偉くなれない人達の吹き溜まり」のように陰口を利
く人がいて、チョッと寂しかった。

本当はそんなことはなくて、生産部門と技術・設計部門との間に立って、もの造
りの実務と詳細に踏み込める面白い仕事なのである。

不具合というものは繰り返すのだけれど、全く同じ不具合を繰り返すことは稀で
、似たような不具合は欧米メーカーでは結構ある。大抵のことはうろ覚えでも記
憶していて、数年前の事例は残っている記録から手繰りよせて、「再発不具合」
として強く供給元へ申しいれる。

立場が逆になって、客先から「再発不具合」としてクレームを付けられると対応
に大いに苦慮することになる。やはり暇でも不具合はない方がよろしい。(笑)

    
    



最新の画像もっと見る

コメントを投稿