Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

過積載

2012年01月30日 | Weblog

 

最近は取締りが厳しくなったし、業界も世間の批判を浴びて過積載をさせない取り組みをしてきたせいか、ダンプトラックも以前のような極端な過積載は見かけなくなった。


取締が厳しくなる前は、荷台の枠を標準の2倍、4倍に高くして10トン積みのトラックに20トン、40トンを積んでいるのがザラにいた。その頃のトラック・メーカーは車が売れなくなることを恐れて、どこも必要以上に車両の強度を上げ、過積載しても壊れないようにしていた。結果的に法令違反を助長していたことになる。

Edはトラック部品の輸入販売を生業としているので多少業界には通じているのだが、その頃の東南アジア各国では日本に輪をかけた過積載天国(今でもまだ・・?)だったから、マレーシアで見たダンプトラックなどは荷台枠が見上げるような高さで、たまげた。エンジンは日本国内仕様より小型非力なのに積載重量は同等以上であったから過酷な使われ方をしていたに違いない。

先日、前を走るダンプの速度が遅いのでちょっとした登りで追いついてしまった。見ると荷台枠が標準の倍ほどもあって土砂を山盛りに積んでいる。どう見ても最大積載量の倍は積んでいるとみた。日本では大型単車の車両総重量は25トンに抑えられている。つまり車両重量が10トンとすれば積載量は15トン以下である。多分このダンプは総重量40トン前後であろう。景気が悪くなって、またまた不届き者が増えてきたのだろうか・・・

マス(質量)の大きなトラックが過積載をすれば、たとえ車自体は壊れなくともブレーキの効きは悪くなり、道路や橋を痛め、万一の時は想像を超えた破壊力をもたらす。お金になるなら何でも有りという世の中はコワイ!

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿