随分むかし(十数年前?)になるが、介護の一日講習を受けたことがある。どのような経緯でその講習会に参加することになったかは覚えていないのだけれど、兎に角車椅子の使い方から、ベッドに寝ている人の起こし方、シーツ交換の要領、包帯の巻き方、松葉杖の種類と使い勝手、其の他介護用品の種類と案内など色々盛り沢山の内容だった。
その時は多分具体的にどうこうという事ではなくて、何かの役に立つかも知れないといった軽い気持で参加したのだと思うけれど、我が家は二人の子供たちとは遠く離れて別々に暮らしているから、いずれどちらかが「老老介護」しなければならず、遠からず実際にその知識が必要になってくる。
Physical面での技術は講習会とか訓練を通じて比較的容易に学ぶことは出来そうであるが、Mental面での取扱方や対処法などは、日本ではまだ忘れられがちであり、老人介護先進国(北欧など)と比べて立ち遅れていると思われるので、学びたくても難しいのではないだろうか。
身動きが不自由なってしまった人間の精神的苛立ちや本人の望んでいることを、介護する人が充分理解し、適切に対応出来るかとなると一般的には甚だ難しい。しかし、その人の人間としての尊厳を守った上で介護するためには、精神面でのCareがより重要になると思う。介護される人が今何を望んでいるのか、どうして欲しいと思っているか、など心の中を読んで対処してあげるというのが先進国のやり方らしいから、日本の一般的介護施設では望むべくもない。
夫婦の「老老介護」なら他人より少しはマシだろうが、それでも相手の思う通りに何でも対処できるかどうかは分らない。せめて元気なうちにお互いに心がけておくことぐらいだな・・・^^!
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日頃の行いの悪かった私など動けなくなったら
時々抓られそう・・他人の方がいいなあ。
つねられるくらい我慢しなくちゃあ・・^^!
介護施設では生爪はがされたり、なけなしのお金騙し取られたり・・・他人はコワイよ /-o-;