Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

証拠

2014年05月08日 | Weblog

                  

普通、出荷検査の作業員に特別な作業をお願いする際は、口頭ではなく作業
指示書とか緊急の場合はアラーム(警報)文書で内容を説明することになって
いる。


先日、降って湧いたような不具合情報で急ぎ部品交換の必要に迫られ、交換
部品到着と同時に自分自身でも数台分の作業を進め、残りは専門の作業員に
やってくれるよう口頭で頼んだ。彼には交換の理由を説明して、取り外した部品
が不良品に該当しているかを確認の上新品に交換するよう指示した。


昨日の昼食時話をしていて、つい先日エア便で受け取った最後の一台につい
てこの確認作業をしたかどうかが話題に上った。今朝、そのとき出荷作業をし
た作業員に尋ねたら「交換作業はやった筈です」という。取り外した部品が不
良品だったかどうか訊いたら「良否のことは自分は何も聞いていない。ただ部
品を渡されて交換作業をしただけ!」と言い張る。ありゃりゃ・・・?


常識的にも、これまで理由を説明せずに部品交換だけ頼むようなことはして
いない。第一、今回の作業は”取り外した部品が不良だったら交換する”とい
うことになっていたのだ。彼は忙しさにかまけてそのことを忘れてしまったに
違いない。しかし今回は緊急を要する作業だった為口頭でお願いしたので
”説明した”という証拠は残っていない。やはり事後でもいいから、作業指示
書は発行しておくべきだった。


記録を調べてみたら最後の一台は確認作業をしていないことが分った。今
更調べようはないのだけれど、不具合が判明して以降に組み立てられた製
品なので、そのことに期待する他ない。ヤレ、ヤレ・・・他人とのコミュニケー
ションは難しい。