Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

収支決算

2013年10月13日 | Weblog

                 

同じ団地で売れ残っていたすぐ近くの住宅地が売りに出された。56坪で390
万円である。Edの買った土地は72坪で当時約2000万だったから、4半世紀
で土地価格は1/4~1/5まで下落したわけだ。

当時はバブルがはじける寸前だったから無理も無いけれど、不動産会社はボ
ロ儲けし、我々貧乏人は銀行ローンでその後20年以上縛られてきた。銀行は
貸し付けた金で貧乏人から高い金利を毟りとって儲け、預かった金には利子を
付けない(ゼロに等しい)。

土地はそもそも誰のものでもないはずである。個人の所有権を認めるから、こ
ういう変しな経済活動に利用される。ビンボー人は企業の経済活動に翻弄され
、結局最後は損をさせられる。

バカらしいとは思うけれど、家を持つのは”一生借家住いというのも、歳とって
から不安だし、情けない」と思えばこそ。折角手に入れた土地付き住宅も、こう
資産価値が落ちてしまうと、改めてローンで毟り取られた莫大な金額(大抵の
人は借りた金額の倍は銀行に取られている!)は一体何だったのか・・・と情け
なくなる。

ま、自分が住むために買った家だから、資産価値が下がったところで今すぐど
うということは無いけれど、損は損である。我々が死んだあと、残ったものがゼ
ロでは何だか虚しい・・・

トラは死して皮を残すけれど、人は死んで跡形もなくなる・・・酷い国である。
トホホ・・・