今はいろいろなところで「ID」とか「パスワード・暗証番号」を求められる。
普段頻繁に利用しているものなら忘れないが、極く稀にしか使わないものの場合忘れ
てしまうことが多い。
3年ないし5年に一度の免許証の書き換えにだって暗証番号を設定させられるのだ!
そんなもの憶えていられるわけないよ。当局も承知してるから小さい紙切れを渡して
免許証と別の場所に大切に保管しておいてください、なんて云う。
ナンセンスだよ。免許の書き換えにホントに暗証番号設定する必要あるのかえ・・・?
カミサンは先日郵便貯金口座の暗証番号を忘れてしまい、3回入力ミスしたためカード
が使えなくなってしまった^^;
何処かに番号をメモしておけば・・・と勧めたのに、変にセキュリティーに慎重になって
どこにも書き残しておかなかったのが裏目になった。
お金が下ろせなくなって困っていたけれど、暗証番号の更新には1週間から10日もか
かるそうで、面倒なことである。
実をいうと、Edもカミサンのことを笑えないのである。
以前、同じく銀行カードの暗証番号を間違えて入力し、焦って更に2回失敗してカードが
使えなくなったことがある。
まだ50代半ばだったから、それほど老化していたわけではないのに・・・だ!
以来、暗証番号やパスワードは何種類も持たないことにした。財産があるわけじゃなし、
心配することなんて何もありゃしないのだった。ハハハ・・・
歳をとれば大抵誰でも忘れっぽくなる。若いころから大ボケだったEdは、歳とったらさぞ
かし困ることになるだろうと心配だったけれど、今のところ目立ったトラブルがない^^!
最初からボケてるから、変化に気付かないだけかもナ・・・(笑)
その日は、朝からよく晴れてお昼ころの日差しは暑いくらいだった。
午後から予定がなければEdもツーリング出掛けたくなるような、爽やかな5月の
風を切ってツーリングのバイクが沢山走っている。
コンビニ軒下のベンチに座って、待ち合わせた「いち」さんの到着を待っていた。
すると、目の前にピカピカの大型クルーザーが入ってきて停まった。
綺麗なブルーメタリックで、ギア・ボックスからドライブ・ベルトにかけての形状が
ハーレーに少し似ているけれど、車体デザインは違う。
強面の若い人だったけれど、隣のベンチに座ったから声を掛けてみた。
ー どこのバイクですか?
「ヤマハです」
ー 大きいですね、排気量は?
「1900です」
ー ブルーってあまり見かけない色ですけど綺麗ですね^^)
価格はどれくらいするんですか?
「190万です」
ー そうすると諸経費加えると二百数十万ですか?
「ええ、まあ・・・」
と、笑いながら答えてくれた。
この手の大型クルーザーは、近頃では排気量1800ccが普通になってしまった。
ヤマハは更に100cc増やして競争力を高めたつもりなのだろうが、益々デカく重く
なって非力な老人にはとても取り回しができない。
ま、今更もう新しいバイクを買う積りはないのだけれど、欲しくても新車に手が出せ
なくなった現実は、残念ではあるな・・・- -;