玄関チャイムが鳴ったのでドアを開けたら
以前、地域の自治会で知り合った隣班のTさんが立っていた。
同じ町内とはいえ、めったにお会いしないから、思い出すまで一瞬間があって、
「Tさん?」というと
「ハイ、そうです。ご無沙汰してます」
見れば隣に若い人を連れていて、「ご挨拶に伺いました」という。
町議選挙の事前運動を手助けしてやっているらしい。
Edは宗教団体関係とか旧態依然とした保守的政治屋には興味がないけれど
「宜しく」と頭を下げられれば、一応相手に失礼のないように挨拶だけは返す。
貰ったビラに目を通してみたが、何だかなあ・・・
書いてあることには、まるで新鮮味はないし典型的な千葉県の保守政治屋二世
としか思えない。悪いけれど「ご苦労さまです」としか言えない^^!
かつて千葉県は保守金権王国といわれ、選挙のたびに買収で現金が飛び交う
お粗末な選挙風土で有名だった。Edがこの田舎町に移り住んで20年強になる
けれど、住宅団地の新住民は殆ど千葉都民だったから、流石に選挙があっても
我々のところまでは現金は飛んでこなかった(笑)。
しかし、こんな辺鄙な田舎町でも、近所の昔からの商店のオヤジが選挙違反で
捕まったり、ボス猿のような町長に率いられた守旧派と少数革新系の間で激しい
バトルが演じられていた。
宅地開発で新住民の方が多くなってしまった今では、ボス猿は自然淘汰されて
現在は割合まともな守旧派・農家出身議員も多くなった。
世の中、変化するためにはやはり新しい血が入らなければならないのだ。
ケン・フォレットの”JACKDAWS”はもう少しで読み終える。
ナチス・ドイツの情報部将校ディータ・フランクと、イギリス軍特務機関女性将校
のフリック・クレアの間で繰り広げられる息詰まる攻防。ナチス支配下のフランス
へ潜入したフリックは仏レジスタンスの協力を得てドイツ前線の背後で破壊活動
を進める危険な任務を帯びて、女性だけで編成したチームを引き連れて決死の
働きをする。必死でクレアを捕まえようとする頭脳明晰で危険この上ないフランク
・・・・・・・・・・
本の最初の部分は翻訳の日本語にやや不自然なところがあって、チョット気分
を殺がれたけれど、読み進むうちにストーリーに引き込まれた。やっぱりケン・
フォレットは面白い!
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