「こんにちわッ、テディちゃでス!
きぶんはァ、おはなみィ~♪」
「がるる!ぐるがるるぅる!」(←訳:虎です!桜が咲いちゃう!)
こんにちは、ネーさです。
今日はダウンジャケットもコートも不要!
ぽかぽかと春めいた日曜日のしめくくりは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
―― たべるたのしみ ――
著者は甲斐みのりさん、2020年9月に発行されました。
先日は、甲斐さんの作品を原作とする
『名建築で昼食を オフィシャルブック』を
御紹介いたしましたが、
こちらはエッセイ集ですね。
「おいしいィおはなしィ!」
「.ぐるるるがる!」(←訳:54篇を収録!)
冒頭の『はじめに』で
甲斐さんは述べています。
《私にとって食べることは、
生きることだ》
若き日の、
一心不乱に働き、
かつ貪欲においしいものを求めて
食事をしていた自分。
それが現在、
朝食・昼食・夕食・おやつの時間を軸に
一日の予定を組み、
全体のバランス・素材・量を
考えるようになってから、
心の靄(もや)が晴れ、
記憶の純度が高くなり、
穏やかに日々を過ごせるようになった――と。
「わわゥ! それはァ~すごいィでス!」
「がるるる!」(←訳:記憶力が!)
幼い頃の思い出の箱を
覗き込むかのような
《おやつの記憶》。
美味しいものに出会う喜びがあふれる
《たべるたのしみ》。
“土地の恵み”を堪能する
《おいしい予感》。
東京の“食”を書き留める
《旅のかけら》。
人と人とを結ぶ
《甘い架け橋》。
と、5つに分けられた“たべるたのしみ”の中で、
私ネーさがイチ推ししたいのは、
本文118ページの、
『ホテルオークラ東京で朝食を』。
「おでかけェでスねッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ホテルでお食事!)
欧州の古都と違って、
東京の街並みがくるくる変わるのは
よくあること。
ですが、
ホテルオークラ東京の
本館建て替えが決まったと聞いて、
甲斐さんは喪失感に襲われたのでした。
創業したのは1962年、
建築家・谷口吉郎(たにぐち・よしろう)さんを中心に、
当時最高の建築・工芸技術を集結し、
作り上げられた名建築が
失くなってしまう……
オークラ名物の、
切子玉型の照明『オークラ・ランターン』とも、
もうお別れなのか……
そして、もうひとつのオークラ名物、
メインダイニング・オーキッドルームでいただく
フレンチトーストも……。
「しかたないィ、のかなァ~…」
「がるるる~…」(←訳:寂しいね~…)
年ごと、月ごと、日ごとに、
変わってゆく東京の街。
《食》を足掛かりに、
記憶の中の味を、
東京の街々を、
日本の各地を、
人びとを、
優しく描き出すエッセイ集は、
建築好きさんにも
食いしん坊さんにもおすすめです。
ぜひ一読してみてくださいね♪
きぶんはァ、おはなみィ~♪」
「がるる!ぐるがるるぅる!」(←訳:虎です!桜が咲いちゃう!)
こんにちは、ネーさです。
今日はダウンジャケットもコートも不要!
ぽかぽかと春めいた日曜日のしめくくりは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
―― たべるたのしみ ――
著者は甲斐みのりさん、2020年9月に発行されました。
先日は、甲斐さんの作品を原作とする
『名建築で昼食を オフィシャルブック』を
御紹介いたしましたが、
こちらはエッセイ集ですね。
「おいしいィおはなしィ!」
「.ぐるるるがる!」(←訳:54篇を収録!)
冒頭の『はじめに』で
甲斐さんは述べています。
《私にとって食べることは、
生きることだ》
若き日の、
一心不乱に働き、
かつ貪欲においしいものを求めて
食事をしていた自分。
それが現在、
朝食・昼食・夕食・おやつの時間を軸に
一日の予定を組み、
全体のバランス・素材・量を
考えるようになってから、
心の靄(もや)が晴れ、
記憶の純度が高くなり、
穏やかに日々を過ごせるようになった――と。
「わわゥ! それはァ~すごいィでス!」
「がるるる!」(←訳:記憶力が!)
幼い頃の思い出の箱を
覗き込むかのような
《おやつの記憶》。
美味しいものに出会う喜びがあふれる
《たべるたのしみ》。
“土地の恵み”を堪能する
《おいしい予感》。
東京の“食”を書き留める
《旅のかけら》。
人と人とを結ぶ
《甘い架け橋》。
と、5つに分けられた“たべるたのしみ”の中で、
私ネーさがイチ推ししたいのは、
本文118ページの、
『ホテルオークラ東京で朝食を』。
「おでかけェでスねッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ホテルでお食事!)
欧州の古都と違って、
東京の街並みがくるくる変わるのは
よくあること。
ですが、
ホテルオークラ東京の
本館建て替えが決まったと聞いて、
甲斐さんは喪失感に襲われたのでした。
創業したのは1962年、
建築家・谷口吉郎(たにぐち・よしろう)さんを中心に、
当時最高の建築・工芸技術を集結し、
作り上げられた名建築が
失くなってしまう……
オークラ名物の、
切子玉型の照明『オークラ・ランターン』とも、
もうお別れなのか……
そして、もうひとつのオークラ名物、
メインダイニング・オーキッドルームでいただく
フレンチトーストも……。
「しかたないィ、のかなァ~…」
「がるるる~…」(←訳:寂しいね~…)
年ごと、月ごと、日ごとに、
変わってゆく東京の街。
《食》を足掛かりに、
記憶の中の味を、
東京の街々を、
日本の各地を、
人びとを、
優しく描き出すエッセイ集は、
建築好きさんにも
食いしん坊さんにもおすすめです。
ぜひ一読してみてくださいね♪
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