「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぽふゥ! こごえるゥ~のでスゥ!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!真冬突入宣言!)
こんにちは、ネーさです。
寒~くなってしまった週末は、
『午後の紅茶』新CMに合わせてスピッツさんの《楓》を歌いつつ、
もっと背筋が冷え冷えとする
サスペンスフルなミステリ作品を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― ジゼル ――
著者は秋吉理香子(あきよし・りかこ)さん、2017年10月に発行されました。
バレエを題材とするフィクションというと、
映画やコミックを想い浮かべる御方が多いかと思いますが、
ええ、この作品は小説です。
御本の表紙にのみバレエの舞台を描いた画があるだけで、
本文中には、挿絵の一葉もありません。
文章だけでバレエを描写する、って、
これは著者・秋吉さんの――
「ちゃれんじィ!」
「ぐるがる!」(←訳:冒険だね!)
そしてまた、
劇中の演目に『ジゼル』を選んだところも、
秋吉さんの挑戦かもしれませんね。
ちょうど年末のいま、
『くるみ割り人形』を上演するバレエ団やバレエ学校も
少なくないはずですのに、
敢えて『くるみ割り人形』を外し、
バレエの代名詞ともいえる『白鳥の湖』も外し、
『ジゼル』を選ぶ……
しかし、そこには
深遠な“理由”があるのでした。
「そのォりゆうゥはァ~…」
「がるるぐる!」(←訳:物語にあり!)
『白鳥の湖』が
《不滅の愛》を追いかける物語、だとするならば。
『ジゼル』は、
これもまた《不滅の愛》を問いかけ、
また同時に《生と死》を追求する物語です。
ミステリと相性がよいのは、やはり
『ジゼル』が内包する《生と死》の物語でしょうか。
「でんとうゥてきィなァ、えんもくゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:人気も高いんだ!)
クラシックバレエのファンの方々には人気があり、
ダンサーさんたちにとっても
踊り甲斐のある演目『ジゼル』。
しかし、日本屈指のダンサーたちを団員に抱える
東京グランドバレエ団では、
『ジゼル』は禁忌の演目とされていました。
15年前、
『ジゼル』を上演した際に、
或る“世間を騒がせる事件”を起こしてしまい、
それ以降は東京グランドバレエ団で
『ジゼル』が演じられることはなかったのです。
それが、バレエ団の創立15周年記念の公演で……!
「ええッ? ほんとゥにィ??」
「がるぐる!」(←訳:驚愕です!)
若手の団員、いえ、
ほとんどヒヨッ子なバレエ団員の
如月花音(きさらぎ・かのん)さんは
演目だけでなく、
出演者リストにも驚きました。
私の名前がある!
重要な役をやらせてもらえる!
「わふゥ!やッたでスねッ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:晴れ舞台だー!)
大抜擢の晴れ舞台で、
ミスなど決してしたくない。
花音さんに限らず、
みな、同じ思いでレッスンに励みます、が。
過去の禍(わざわい)は、
花音さんたちを放っておいてはくれません。
様々な不幸が、アクシデントが、
ダンサーさんたちの身にふりかかります。
「ふゥ~、ぶたいッてェ~…」
「がるぐる!」(←訳:魔物かも!)
初日の幕は、無事に上がるのか?
ミステリ好きさん、
そしてバレエ好きさんにはもちろん、
バレエ映画好きさんにも愉しめる長編フィクション、
皆さま、ぜひ、一読を♪
ぽふゥ! こごえるゥ~のでスゥ!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!真冬突入宣言!)
こんにちは、ネーさです。
寒~くなってしまった週末は、
『午後の紅茶』新CMに合わせてスピッツさんの《楓》を歌いつつ、
もっと背筋が冷え冷えとする
サスペンスフルなミステリ作品を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― ジゼル ――
著者は秋吉理香子(あきよし・りかこ)さん、2017年10月に発行されました。
バレエを題材とするフィクションというと、
映画やコミックを想い浮かべる御方が多いかと思いますが、
ええ、この作品は小説です。
御本の表紙にのみバレエの舞台を描いた画があるだけで、
本文中には、挿絵の一葉もありません。
文章だけでバレエを描写する、って、
これは著者・秋吉さんの――
「ちゃれんじィ!」
「ぐるがる!」(←訳:冒険だね!)
そしてまた、
劇中の演目に『ジゼル』を選んだところも、
秋吉さんの挑戦かもしれませんね。
ちょうど年末のいま、
『くるみ割り人形』を上演するバレエ団やバレエ学校も
少なくないはずですのに、
敢えて『くるみ割り人形』を外し、
バレエの代名詞ともいえる『白鳥の湖』も外し、
『ジゼル』を選ぶ……
しかし、そこには
深遠な“理由”があるのでした。
「そのォりゆうゥはァ~…」
「がるるぐる!」(←訳:物語にあり!)
『白鳥の湖』が
《不滅の愛》を追いかける物語、だとするならば。
『ジゼル』は、
これもまた《不滅の愛》を問いかけ、
また同時に《生と死》を追求する物語です。
ミステリと相性がよいのは、やはり
『ジゼル』が内包する《生と死》の物語でしょうか。
「でんとうゥてきィなァ、えんもくゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:人気も高いんだ!)
クラシックバレエのファンの方々には人気があり、
ダンサーさんたちにとっても
踊り甲斐のある演目『ジゼル』。
しかし、日本屈指のダンサーたちを団員に抱える
東京グランドバレエ団では、
『ジゼル』は禁忌の演目とされていました。
15年前、
『ジゼル』を上演した際に、
或る“世間を騒がせる事件”を起こしてしまい、
それ以降は東京グランドバレエ団で
『ジゼル』が演じられることはなかったのです。
それが、バレエ団の創立15周年記念の公演で……!
「ええッ? ほんとゥにィ??」
「がるぐる!」(←訳:驚愕です!)
若手の団員、いえ、
ほとんどヒヨッ子なバレエ団員の
如月花音(きさらぎ・かのん)さんは
演目だけでなく、
出演者リストにも驚きました。
私の名前がある!
重要な役をやらせてもらえる!
「わふゥ!やッたでスねッ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:晴れ舞台だー!)
大抜擢の晴れ舞台で、
ミスなど決してしたくない。
花音さんに限らず、
みな、同じ思いでレッスンに励みます、が。
過去の禍(わざわい)は、
花音さんたちを放っておいてはくれません。
様々な不幸が、アクシデントが、
ダンサーさんたちの身にふりかかります。
「ふゥ~、ぶたいッてェ~…」
「がるぐる!」(←訳:魔物かも!)
初日の幕は、無事に上がるのか?
ミステリ好きさん、
そしてバレエ好きさんにはもちろん、
バレエ映画好きさんにも愉しめる長編フィクション、
皆さま、ぜひ、一読を♪
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