テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 夢の飛行士 ~

2021-02-10 23:36:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さみしィ~のでスゥ!」
「がるる!ぐるるるがるぐる!」(←訳:虎です!大好きなそのお声!)

 こんにちは、ネーさです。
 俳優・声優の森山修一郎さんの訃報を耳にし、
 私ネーさ、本棚を大捜索いたしました。
 森山さんといえば……森山さんといえば……
 あ! あった、ありましたよ!
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  



 ―― 飛行艇時代 ポルコ・ロッソ『紅の豚』原作 ――



 著者は宮崎駿(みやざき・はやお)さん、
 1992年7月に発行されました。
 ↑画像の『飛行艇時代』は旧版のもので、
 現在は異なる装丁の新版が刊行されています。

「ぽるこォ~!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:森山さんの当たり役!)

 当たり役、というよりも、
 森山さん以外には考えられない、
 と申し上げるべきでしょうか。

 映画『紅の豚』の原作となったのは、
 雑誌『モデルグラフィックス』1990年3月~5月号に連載された
 宮崎さんのマンガ作品
 『飛行艇時代』――

 連載3回分を合計しても、
 わずか15ページの
 短編作品なのですけれども、
 内容は濃密!
 
 ストーリーの骨格は、
 映画化されたものとほぼ同じですし、
 台詞もそのまま、
 飛行艇を製作するピッコロ社も、
 フィオちゃんも、
 既に原作中で大きな存在感を放っています。

「うみィがァ、きれいィでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:海水の透明感!)

 空を描かせたら
 宮崎さんの右に出る者なし!
 そして、
 水や光線や稜線や雲……

 宮崎さんのアニメーション映画を知ってはいても、
 カラー彩色されたマンガ作品は
 見たことがない、という御方も
 多いかもしれません。
 
 この『飛行艇時代』と
 『宮崎駿の雑想ノート』で、
 宮崎さんの水彩画の素晴らしさを、
 ぜひ、実感してみてくださいね。

 

 
  では、ここでオマケ画像もちょこっと!

  ↓こちらは、帯が付いた状態で撮影したものですが……
  
  

  あららららっ? 
  表紙を捲れば、
  ページの間に挟まっていた↓これは、
  映画『紅の豚』公開当時のチラシ?

「わァほほゥ!」
「ぐっるる~!」(←訳:びっくり~!)

  

  私ネーさ自身もビックリですわよ。
  あ、↓こちらがチラシの裏面なんですけど……

  

 さらに!
 ↓宮崎さんへのインタビュー記事の切り抜き!まで
 一緒に挟まっていました。
 我ながらどんだけファンなんだ……。

「ぷひひッ!」
「がるるっ!」

  

 アドリア海を飛ぶ豚さん、
 貴方はいつだって私たちの夢の飛行士さんです。



  
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