「こんにちわッ、テディちゃでス!
かッこいいぜッ、べりィ~ちゃんッ!」
「がるる!ぐぅーるがる!」(←訳:虎です!キュートです!)
こんにちは、ネーさです。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』を観て、
市川実日子さん演じるベリーちゃんのファンになりました♪
推しの幸せを第一に考えるベリーちゃん……
彼女のもとにも幸福がやってきますように、と祈りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 千年の翼、百年の夢 ――
著者は谷口ジローさん、
画像の豪華版(ビックコミックスペシャル)は
2015年2月に発行されました。
『Les Gardiens du Louvre』と仏語題名が付されています。
先日『描くひと 谷口ジロー展』プチレポの回で
ちょこっと御紹介いたしましたコミック作品に、
あらためて登場していただきましょう♫
サイズは縦26.5㎝、横19㎝、
マンガというより
画集と呼びたくなる大きめの造本です。
「いざァ、ゆかんッ!」
「ぐーるるるがるる!」(←訳:ルーヴルの世界へ!)
2015年の2月から9月にかけてのこと、
東京・六本木の国立新美術館と
京都府の京都市美術館で
『ルーヴル美術館展』が開催されました。
フェルメールさんの傑作『天文学者』が初来日!
というので、私ネーさもお出掛けいたしましたよ。
その当時、ルーヴル美術館とビックコミックオリジナルの
共同企画として制作・刊行されたのが、
この『千年の翼、百年の夢』です。
物語の始まりは、
悲しく切ない“旅あるある“から……。
「たいちょうゥ~ふりょうッ!」
「がっるるるぐるるる!」(←訳:せっかくの旅なのに!)
待ちに待った、念願の旅。
行きたい所をピックアップして、
交通手段を調べて、
計画を練って……と、頑張ったつもりが、
頑張り過ぎちゃったのでしょうか。
現地に着いてみれば、
ああ、悪寒に発熱……。
そう、2013年5月の出来事でした。
ひとりの日本人マンガ家さんが、
バルセロナでの国際マンガフェスティバルに出席し、
その後、
せっかくだからと
他の出席者とは別行動をとって、
パリにやって来たのは。
それなのに。
「うごけないィ~…」
「ぐるるがる~」(←訳:つらいよう~)
急な病気、というだけでもつらいところに、
ここは、異国。
心細くて、不安で、寂しくて。
そのせいでしょうか、
夢を見たのは。
「むむゥ? ここはッ?」
「がーるる……ぐるるる?」(←訳:ルーヴル……なのかな?)
熱が引いて、訪れたルーヴル美術館の一隅、
またも体調を崩してしまったマンガ家さんは、
不思議な人物に誘われ、
作品の中へ、
回廊の奥へ、
時間の狭間へと、
歩み出すこととなりました。
はたして彼はそこで、
《何》に出会い、
《誰》と語らうのか――
「うるわしきィ~ゆめのォたびィ?」
「ぐるがるる?」(←訳:幻か現実か?)
ミステリ小説ではありませんが、
ミステリアスな物語のこの先は、
ええ、ネタバレ厳禁!ですからね、
これ以上のお喋りは出来ません。
ただ、ひとつだけ付け加えてみますと。
『Les Gardiens du Louvre』という
フランス語題名を訳すなら
『ルーヴルの守り人』。
本文中では、
『守り人』という言葉が使われていますけれども、
『守護天使』と言い換えてもよいのでは、
とも思うのですよ。
『千年の翼』を持つ、そのひとは……?
「しィ~ッ!」
「がるぐるる!」(←訳:秘密ヒミツ!)
美術館の守護天使に会うべく、
皆さまも、どうかぜひ、一読を♪
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