「こんにちわッ、テディちゃでス!
ざんしょォおみまいィもうしあげまスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるぐるる!」(←訳:虎です!今日もアチチでした!)
こんにちは、ネーさです。
残暑きびしいこの季節の風物詩といえば……
はい、そうです、
《怪談》です!
そこで本日の読書タイムは、
怖~い題材の絵画ばかりを集めたこちらのアートブックを、
さあ、どうぞ~♪
―― 奇想の国の麗人たち ――
編者は中村圭子(なかむら・けいこ)さん、
2020年6月に発行されました。
『絵で見る日本のあやしい話』と副題が付されています。
「ひゅゥ~どろろんッ?」
「ぐるぅ!」(←訳:出たぁ!)
あやしくも怖ろしい伝説や伝承、
怪談や噂話、と聞いて
私たちが思い浮かべる図像は、
北斎さんの妖物でしょうか、
応挙さんの幽霊がでしょうか、
それとも
百鬼夜行の素朴な怪物たちでしょうか。
編者・中村さんは、
《日本人が長年語り続けてきた、
伝説や古典文学を、
その物語にまつわる絵画とともに紹介します》
と、御本冒頭の『はじめに』で述べています。
「うむゥ! こてんぶんがくゥ、こわいィでス!」
「がるぐるるるがっるる!」(←訳:鬼もオバケもいっぱい!)
第一章『異類の怪』
第二章『地獄と極楽』
第三章『霊魂の物語』
第四章『両性具有の神』
第五章『日本の古典はボーイズラブの宝庫』
と、5つの章に分けられた本文には、
中世の絵巻物から、
現代の作品まで、
《怪》なる物語についての解説と図版資料が
多数掲載されています。
最もクラシカルかつトラディショナルな
“怖いおはなし”は、
狐や蛇、
蜘蛛や鬼たちが登場する
第一章の『異類の怪』かしらね?
「ううッ、くもッ!」
「ぐるるがぅるるるるがるるる!」(←訳:オバケじゃなくてもヤダよう!)
新奇さを感じさせる
第四章と第五章で目立つているのは、
高畠華宵さんの美しいモノクロイラストの数々です。
源氏物語の『夕顔』の巻を題材にした
歌川国貞(二代目国貞)さんの浮世絵や、
平家の怨霊について解説されている
第三章『霊魂の物語』も、
活字マニアさんの興味を惹くことでしょうが――
「びッくりィしちゃッたのはァ~…!」
「がるぐるる!」(←訳:これだよね!)
第一章『異類の怪』の、
《きつねの嫁入り》。
本文10ページから11ページにかけて、
着物のお写真が載っていて、
これにはもう私ネーさ、引っくり返りましたよ。
1920年代に制作されたという、
着物に描かれた《狐の嫁入り》……
えええ?
着物の絵柄に《狐の嫁入り》を選ぶの?
なぜそんなオーダーを?
注文主さんは誰なの??
「こッちにもォ、ありまァ~ス!」
「ぐるるるる!」(←訳:舌切り雀だ!)
48ページから49ページにかけては、
《舌切り雀》の図柄の着物が……
これ、三つ紋が入っているから
割と格が高いものよね……?
フォーマルなお着物に《舌切り雀》、って、
いったいどういうことなの?
ああ、やっぱり注文主さんの意図が分からない……
「えェ~とォ、たぶんッ?」
「がるるるるぐるるる?」(←訳:お金持ちの気まぐれ?)
怖い絵、多数。
悲劇あり、
嘆きの涙なり、
けれど、どこかに
ほんのちょっぴり可笑しみも潜んでいそうな
《あやしい》物語と、絵画。
アート好きさんに、
歴史好きさん、
とりわけ挿し絵好きな活字マニアさんに
熱~くおすすめしたい一冊です。
ぜひ探してみてくださいね~♪
では、週末恒例のオマケ画像も、ここで!
猛暑日には、これですこれ!
『ウィルキンソン』!
あ、レモンフレーバーも美味しいわよね♪
「うゥ~んとォ、ひやしてェ~」
「ぐるるる~っる!」(←訳:ごくごく~っと!)
たっぷり水分補給して、
どうか皆さま、穏やかな連休を♫
ざんしょォおみまいィもうしあげまスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるぐるる!」(←訳:虎です!今日もアチチでした!)
こんにちは、ネーさです。
残暑きびしいこの季節の風物詩といえば……
はい、そうです、
《怪談》です!
そこで本日の読書タイムは、
怖~い題材の絵画ばかりを集めたこちらのアートブックを、
さあ、どうぞ~♪
―― 奇想の国の麗人たち ――
編者は中村圭子(なかむら・けいこ)さん、
2020年6月に発行されました。
『絵で見る日本のあやしい話』と副題が付されています。
「ひゅゥ~どろろんッ?」
「ぐるぅ!」(←訳:出たぁ!)
あやしくも怖ろしい伝説や伝承、
怪談や噂話、と聞いて
私たちが思い浮かべる図像は、
北斎さんの妖物でしょうか、
応挙さんの幽霊がでしょうか、
それとも
百鬼夜行の素朴な怪物たちでしょうか。
編者・中村さんは、
《日本人が長年語り続けてきた、
伝説や古典文学を、
その物語にまつわる絵画とともに紹介します》
と、御本冒頭の『はじめに』で述べています。
「うむゥ! こてんぶんがくゥ、こわいィでス!」
「がるぐるるるがっるる!」(←訳:鬼もオバケもいっぱい!)
第一章『異類の怪』
第二章『地獄と極楽』
第三章『霊魂の物語』
第四章『両性具有の神』
第五章『日本の古典はボーイズラブの宝庫』
と、5つの章に分けられた本文には、
中世の絵巻物から、
現代の作品まで、
《怪》なる物語についての解説と図版資料が
多数掲載されています。
最もクラシカルかつトラディショナルな
“怖いおはなし”は、
狐や蛇、
蜘蛛や鬼たちが登場する
第一章の『異類の怪』かしらね?
「ううッ、くもッ!」
「ぐるるがぅるるるるがるるる!」(←訳:オバケじゃなくてもヤダよう!)
新奇さを感じさせる
第四章と第五章で目立つているのは、
高畠華宵さんの美しいモノクロイラストの数々です。
源氏物語の『夕顔』の巻を題材にした
歌川国貞(二代目国貞)さんの浮世絵や、
平家の怨霊について解説されている
第三章『霊魂の物語』も、
活字マニアさんの興味を惹くことでしょうが――
「びッくりィしちゃッたのはァ~…!」
「がるぐるる!」(←訳:これだよね!)
第一章『異類の怪』の、
《きつねの嫁入り》。
本文10ページから11ページにかけて、
着物のお写真が載っていて、
これにはもう私ネーさ、引っくり返りましたよ。
1920年代に制作されたという、
着物に描かれた《狐の嫁入り》……
えええ?
着物の絵柄に《狐の嫁入り》を選ぶの?
なぜそんなオーダーを?
注文主さんは誰なの??
「こッちにもォ、ありまァ~ス!」
「ぐるるるる!」(←訳:舌切り雀だ!)
48ページから49ページにかけては、
《舌切り雀》の図柄の着物が……
これ、三つ紋が入っているから
割と格が高いものよね……?
フォーマルなお着物に《舌切り雀》、って、
いったいどういうことなの?
ああ、やっぱり注文主さんの意図が分からない……
「えェ~とォ、たぶんッ?」
「がるるるるぐるるる?」(←訳:お金持ちの気まぐれ?)
怖い絵、多数。
悲劇あり、
嘆きの涙なり、
けれど、どこかに
ほんのちょっぴり可笑しみも潜んでいそうな
《あやしい》物語と、絵画。
アート好きさんに、
歴史好きさん、
とりわけ挿し絵好きな活字マニアさんに
熱~くおすすめしたい一冊です。
ぜひ探してみてくださいね~♪
では、週末恒例のオマケ画像も、ここで!
猛暑日には、これですこれ!
『ウィルキンソン』!
あ、レモンフレーバーも美味しいわよね♪
「うゥ~んとォ、ひやしてェ~」
「ぐるるる~っる!」(←訳:ごくごく~っと!)
たっぷり水分補給して、
どうか皆さま、穏やかな連休を♫
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