「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪さァいれんとないとぉ~♪」
「がるる!♪ぐーるーるるる♪」(←訳:虎です!♪ホーリーナイト♪)
こんにちは、ネーさです。
ええ、聖なる夜といえど、敢行します読書タイム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― わたしの好きなクリスマスの絵 ――
著者はフェデリコ・ゼーリさん、画像の日本語版は2013年11月に発行されました。
伊語原題の『La mie nativita』とは、
『わたしのキリスト降誕祭』という意味だそうです。
イタリア美術史の研究者フェデリコ・ゼーリさん(1921~1998)による
《降誕祭絵画傑作集》は
……地味です。
けれど、比類なく神々しい!
「さんたさんがァ、いませんよゥ!」
「ぐるーるがる!」(←訳:ツリーもない!)
サンタクロースおじさんもトナカイさんも、
満艦飾のクリスマスツリーも、
この御本には出てきません。
ここにあるのは、
静かで厳粛な、
《降誕祭》の図像です。
現在、私たちが目にしている、
きらきらツリーに代表されるクリスマスの在り様は、
アメリカ(新大陸)風のクリスマスであって、
ヨーロッパ、ことに、ほぼカトリック教国であるイタリアのクリスマスとは
ずいぶん違うものなんですよ。
「ふむふむゥ、このごほんのなかにに、あるのはァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:むかしの聖夜!)
ジングルベルはないけれど、
イルミネーションもないけれど、
ここでは、
東方の三博士と、
彼らを導く星と、
聖なる存在を迎える喜びに
出会えます。
表紙を飾っているのは、
著者・ゼーリさんが“オランダのカラヴァッジョ”と呼ぶ
ヘリット・ファン・ホントホルストさんこと
通称ゲラルド・デッレ・ノッティさん(1590~1656)の
《幼子イエスの礼拝》。
他にゼーリさんが選んだのは、
ジョットさん、
ピエトロ・ディ・ジョヴァンニさん、
アントニオ・アッレーグリさんこと通称コレッジョさん、
ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケスさん……
「あたたかなァ、ひかりィ!」
「ぐるるるる!」(←訳:黄金色の光!)
賑々しいクリスマス絵本や画集の海の中では
あまり目立たない小さな御本、
かもしれませんが、
絵画をじっくり眺め、
柱本元彦さんが訳された
ゼーリさんの文章を味わえば、
きっと、思われることでしょう――
「こういうッ、くりすますもォ!」
「がるぐる!」(←訳:いいなあ!)
皆さま、ぜひ一読を。
♪さァいれんとないとぉ~♪」
「がるる!♪ぐーるーるるる♪」(←訳:虎です!♪ホーリーナイト♪)
こんにちは、ネーさです。
ええ、聖なる夜といえど、敢行します読書タイム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― わたしの好きなクリスマスの絵 ――
著者はフェデリコ・ゼーリさん、画像の日本語版は2013年11月に発行されました。
伊語原題の『La mie nativita』とは、
『わたしのキリスト降誕祭』という意味だそうです。
イタリア美術史の研究者フェデリコ・ゼーリさん(1921~1998)による
《降誕祭絵画傑作集》は
……地味です。
けれど、比類なく神々しい!
「さんたさんがァ、いませんよゥ!」
「ぐるーるがる!」(←訳:ツリーもない!)
サンタクロースおじさんもトナカイさんも、
満艦飾のクリスマスツリーも、
この御本には出てきません。
ここにあるのは、
静かで厳粛な、
《降誕祭》の図像です。
現在、私たちが目にしている、
きらきらツリーに代表されるクリスマスの在り様は、
アメリカ(新大陸)風のクリスマスであって、
ヨーロッパ、ことに、ほぼカトリック教国であるイタリアのクリスマスとは
ずいぶん違うものなんですよ。
「ふむふむゥ、このごほんのなかにに、あるのはァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:むかしの聖夜!)
ジングルベルはないけれど、
イルミネーションもないけれど、
ここでは、
東方の三博士と、
彼らを導く星と、
聖なる存在を迎える喜びに
出会えます。
表紙を飾っているのは、
著者・ゼーリさんが“オランダのカラヴァッジョ”と呼ぶ
ヘリット・ファン・ホントホルストさんこと
通称ゲラルド・デッレ・ノッティさん(1590~1656)の
《幼子イエスの礼拝》。
他にゼーリさんが選んだのは、
ジョットさん、
ピエトロ・ディ・ジョヴァンニさん、
アントニオ・アッレーグリさんこと通称コレッジョさん、
ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケスさん……
「あたたかなァ、ひかりィ!」
「ぐるるるる!」(←訳:黄金色の光!)
賑々しいクリスマス絵本や画集の海の中では
あまり目立たない小さな御本、
かもしれませんが、
絵画をじっくり眺め、
柱本元彦さんが訳された
ゼーリさんの文章を味わえば、
きっと、思われることでしょう――
「こういうッ、くりすますもォ!」
「がるぐる!」(←訳:いいなあ!)
皆さま、ぜひ一読を。
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