テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

翼もつものたち。

2018-01-29 22:03:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむッ!おもしろくッてェ、ぷふふゥ~♪」
「がるる!ぐるぅるるがるるる!」(←訳:虎です!駄ジャレがいいよね!)

 こんにちは、ネーさです。
 駄ジャレが飛び交い、小ネタ満載、
 法廷でのどんでん返しも楽しい『99.9』、いいですね♪
 次回の放送ではどんな展開が?と期待しながら、
 さあ、読書タイムも抜かりなく!
 本日は、↓こちらのビジュアルなご本を、どうぞ~!

  



      ―― 世界の美しい鳥の神話と伝説 ――



 著者はレイチェル・ウォーレン・チャドさん、メリアン・テイラーさん、
 原著は2016年に、日本語版は2018年1月に発行されました。
 英語原題は『BIRDS:MYTH,LORE & LEGEND』、
 書店さんでは、おそらく
 写真集のコーナーに置かれているかもしれませんが、
 この御本の内容は動物誌……でしょうかしら。

「とりィでス!」
「ぐるるる!」(←訳:鳥だらけ!)

 川上和人さん著『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』
 を一読して以来、
 どうにも鳥が気になってしかたない私ネーさ、
 あれこれと《鳥》本を物色しております。
 
 そして、なんとなく手に取ったこの御本、
 いえ、たいそう重量がありますので、
 手に取るというよりは、

「せェーのッ!」
「がるぅっ!」(←訳:んしょっ!)

 と、お腹にチカラを入れて抱え上げました。
 
 うう、腕が痙攣しそうだわ。
 首と背中もガチガチに凝りそう。
 でも、そんな苦労・苦痛も忘れてしまうほど……

 夢中になれます!

「ほどよくゥ、はくしきィ!」
「ぐるがるるるるる!」(←訳:難し過ぎないんだ!)

 だって、相手は鳥です。

 私たち人間が逆立ちしても出来ない、
 空を悠々と飛翔する、ということを
 軽くやってのける存在です。

 人間の立場としては、
 憧れ、羨み、嘆息するしかありません。

 いいなあ、あんな風に飛べたらなぁ~…。

「いいでスよねェ~♪」
「がるるぐるるる~!」(←訳:ボクも飛びたい~!)

 憧憬はヒトの想像力を刺激します。
 鳥たち一羽一羽の背後に、
 どんな物語があるのだろうか――

 彼ら/彼女らにだって、
 親があり子があり、
 故国・故郷があり、
 恋もすれば、別れもあるはずだ。

 そこには、不思議なこと、奇怪なこと、
 涙を誘う出来事もあるに違いない、と。

「じッさいィ、あるのでスゥ!」
「ぐるるるるるがるる!」(←訳:鳥ならではの不思議!)

 あの美しい色羽根には、
 優美なダンスには、
 きっと、意味がある。

 そんな想いが、
 コウノトリと赤ちゃんを結び付け、
 ツルに平和の象徴を読み取らせ、
 フクロウに知恵を宿らせました。

「みぢかなァ、とりたちィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:南国の稀少種!)

 スズメ、ツバメ、カラス、ハト。
 フウチョウ(ゴクラクチョウ)、オオハシ、ライチョウ……。

 鳥たちの写真、絵画、挿絵、
 ジョン・グールドさんや
 J・J・オーデュボンさんが描いた博物画など
 図版も素晴らしい仕上がりです。
 動物好きさん、
 アート好きさんにもおすすめの大型本、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 

 
コメント
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