「こんにちわッ、テディちゃでッス!
ふわゥ~…おやすみィがァ~…」
「がるる!ぐるっるぅっるるぅ~…」(←訳:虎です!終わっちゃったねぇ~…)
こんにちは、ネーさです。
そうねえ、お正月のお休みも祝日のお休みも過ぎて、
通常モードに復帰する今日からの読書タイムは、
私ネーさを迷わせ困らせた怪作に登場いただきましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 屍人荘の殺人 ――
著者は今村昌弘(いまむら・まさひろ)さん、2017年10月に発行されました。
えーと、この御本の表紙、題名を目にしたならば、
お分かりいただけますでしょうか。
いわゆる“忌み言葉”が連打され、
表紙のイラストも、不吉で禍々しく、
お正月早々に御紹介するのはどうだろう、
あんまりじゃないかしら、と
悩みに悩みましたが。
御紹介しないまま、というのも
あまりにもったいない!
だって、《第27回 鮎川哲也賞》受賞作なんですものー!
「おおッ! それはァおめでとうゥございまスゥ!」
「ぐるぐるぐるぅ~!」(←訳:ぱちぱちぱちぃ~!)
しかも、様々なメディアで行われた
2017年のベストミステリで
軒並み上位にランクインしているんですから、
放ってはおけません。
“忌み言葉”にも臆せず、
そろり、そろり、とページを捲ってゆきますと……
ええ、さすがは鮎川哲也賞受賞作。
とってもモダンな、
それでいて古典の形式もきっちり備えた
本格密室ミステリです!
「ほんかくゥでェ、みッしつゥ?」
「がるぐるるぅ!」(←訳:レアだねぇ!)
物語の設定も、凝っています。
関西の有名私立大学。
ミステリすきな《俺》こと葉村譲(はむら・ゆずる)さんは
大学のサークル『ミステリ研究会』に落胆していました。
大学に入学して、
サークルに入るなら『ミス研』だ!と思っていたけれど、
ミステリに対する情熱が感じられないユルい空気……。
「はなしがァ、かみあいィませんッ!」
「ぐるぅがるる~…」(←訳:こりゃ駄目だ~…)
と、意気消沈する羽村君の前に現れたのは、
理学部三回生の先輩――
明智恭介(あけち・きょうすけ)さん。
「そッ、そのォおなまえはッ!」
「ぐるるる!」(←訳:明らかに!)
名探偵になるべくして付けられたかのような名前の、
明智パイセン、いえ、明智先輩。
葉村くん同様、ユルい『ミス研』に飽き足らず、
『ミステリ愛好会』を主宰する彼は、
いうまでもなく大のミステリマニア。
「みすてりィあいこうかいィ、でスかァ?」
「がぅるっるるぐるる!」(←訳:じゃそっちにしよう!)
そうして『ミステリ愛好会』に入ったものの。
明智先輩に誘われて、
映画研究部の夏合宿に便乗すべく、
湖畔のペンションへ向かった彼らを待っていたのは……
「じッ、じけんッ??」
「ぐるるがるる!」(←訳:大事件だよう!)
いけません、これ以上は
もうお喋りできません。
……でも、↓これくらいは、いいかな?
御本の中盤から加わる“或る要素”に、
私ネーさ、啞然とさせられました。
これ、ミステリでいいの?
「うむむむゥ~ッ!」
「がるる~!」
禁じ手か、正攻法か。
その判断は、
さあ、どうか読み手の皆さま御自身で!
とりあえずは理屈を横においといて、
ミステリ好きな活字マニアさん、
ぜひ、一読を♪
ふわゥ~…おやすみィがァ~…」
「がるる!ぐるっるぅっるるぅ~…」(←訳:虎です!終わっちゃったねぇ~…)
こんにちは、ネーさです。
そうねえ、お正月のお休みも祝日のお休みも過ぎて、
通常モードに復帰する今日からの読書タイムは、
私ネーさを迷わせ困らせた怪作に登場いただきましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 屍人荘の殺人 ――
著者は今村昌弘(いまむら・まさひろ)さん、2017年10月に発行されました。
えーと、この御本の表紙、題名を目にしたならば、
お分かりいただけますでしょうか。
いわゆる“忌み言葉”が連打され、
表紙のイラストも、不吉で禍々しく、
お正月早々に御紹介するのはどうだろう、
あんまりじゃないかしら、と
悩みに悩みましたが。
御紹介しないまま、というのも
あまりにもったいない!
だって、《第27回 鮎川哲也賞》受賞作なんですものー!
「おおッ! それはァおめでとうゥございまスゥ!」
「ぐるぐるぐるぅ~!」(←訳:ぱちぱちぱちぃ~!)
しかも、様々なメディアで行われた
2017年のベストミステリで
軒並み上位にランクインしているんですから、
放ってはおけません。
“忌み言葉”にも臆せず、
そろり、そろり、とページを捲ってゆきますと……
ええ、さすがは鮎川哲也賞受賞作。
とってもモダンな、
それでいて古典の形式もきっちり備えた
本格密室ミステリです!
「ほんかくゥでェ、みッしつゥ?」
「がるぐるるぅ!」(←訳:レアだねぇ!)
物語の設定も、凝っています。
関西の有名私立大学。
ミステリすきな《俺》こと葉村譲(はむら・ゆずる)さんは
大学のサークル『ミステリ研究会』に落胆していました。
大学に入学して、
サークルに入るなら『ミス研』だ!と思っていたけれど、
ミステリに対する情熱が感じられないユルい空気……。
「はなしがァ、かみあいィませんッ!」
「ぐるぅがるる~…」(←訳:こりゃ駄目だ~…)
と、意気消沈する羽村君の前に現れたのは、
理学部三回生の先輩――
明智恭介(あけち・きょうすけ)さん。
「そッ、そのォおなまえはッ!」
「ぐるるる!」(←訳:明らかに!)
名探偵になるべくして付けられたかのような名前の、
明智パイセン、いえ、明智先輩。
葉村くん同様、ユルい『ミス研』に飽き足らず、
『ミステリ愛好会』を主宰する彼は、
いうまでもなく大のミステリマニア。
「みすてりィあいこうかいィ、でスかァ?」
「がぅるっるるぐるる!」(←訳:じゃそっちにしよう!)
そうして『ミステリ愛好会』に入ったものの。
明智先輩に誘われて、
映画研究部の夏合宿に便乗すべく、
湖畔のペンションへ向かった彼らを待っていたのは……
「じッ、じけんッ??」
「ぐるるがるる!」(←訳:大事件だよう!)
いけません、これ以上は
もうお喋りできません。
……でも、↓これくらいは、いいかな?
御本の中盤から加わる“或る要素”に、
私ネーさ、啞然とさせられました。
これ、ミステリでいいの?
「うむむむゥ~ッ!」
「がるる~!」
禁じ手か、正攻法か。
その判断は、
さあ、どうか読み手の皆さま御自身で!
とりあえずは理屈を横においといて、
ミステリ好きな活字マニアさん、
ぜひ、一読を♪