テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

花々のお菓子たち。

2017-02-26 22:00:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 ふううゥ~、このォしゅうまつゥはァ~」
「がるる!ぐるるぅ?」(←訳:虎です!大忙しぃ?)

 こんにちは、ネーさです。
 プレミアムフライデーが初めて実施された週末は、
 飲食店関係のお仕事をしている方々は
 何かと大変だったそうですね。
 溜まった疲れを癒すべく、
 さあ、本日の読書タイムは、
 ココロもホッと和むこちらの御本を、どうぞ~♪

  



         ―― ときめく和菓子図鑑 ――



 文は高橋マキさん、写真は内藤貞保(ないとう・さだほ)さん、
 2016年12月に発行されました。
 『図鑑』と題されてはいますが、
 掲載されているのは写真・図版資料だけではありません。

 和菓子の歴史、
 和菓子を愛した人々、
 暮らしに寄り添ってきた和菓子たち、といった
 和菓子に関する読み物もとっても充実!

「とうざいィ~おかしィくらべッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:毎月の御菓子!)

 先日は、もうすぐ桜餅のシーズン♪なんてお喋りしましたが、
 《季節の和菓子12ヶ月》のページを眺めると、
 ああ、これも春の御菓子だったんだわ、と
 あらためて思い至ります。

 うぐいす餅って、そうそう、
 2月の御菓子ですよねえ。

「うめにィ~うぐいすゥ~♪」
「がるるぐる!」(←訳:鶯色のお餅!)

 3月の御菓子は、ヨモギを使った草餅、
 桃の花・残雪・芽吹きを表現する3色から成る菱餅、
 京都の特別な上生菓子『ひちぎり』、
 そしてお彼岸(春分の日)の頃には、桜餅……。

「ひなあられェ!」
「ぐるがる!」(←訳:花見団子!)

 食いしん坊さんはもとより、
 歴史好きな活字マニアさんの関心を惹くのは、
 本文94~95ページの
 《東西でこんなに違う、和菓子の不思議》。

 関西育ちの御方は、
 関東の『くず餅』を目にしたら、きっと、

「これはッ??」
「がるっ?」(←訳:何だっ?)

 って、びっくりするでしょうね。

 一方で関東育ちの私たち、
 関西の『月見だんご』のイラスト図を見て、

「ええッ? これがァおだんごッ??」
「ぐるがるぐーる!」(←訳:形が全然違ーう!)
「おどろきィ!」

 その他の例では、

 私ネーさの大好物『すあま』は、
 関西では『しんこ』。

 そして『どら焼き』を、
 関西では『三笠』と呼ぶ……?

「それはァ、たぶんッ!」
「がるるぐるるがるる!」(←訳:由来は奈良の三笠山!)

 ハレの日の御菓子、
 ふだん着のお菓子。

 巻末には和菓子の素材や道具も紹介されていて、
 料理・調理道具コレクターさんはにっこり♪

 千鳥の文様が捺せる
 おまんじゅう用の焼き印がね、
 ちょっと可愛いんですよ。
 これ、欲しいかもしれない……。

「こッちもォ、きゃわゆいィ!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:椿の形の木型!)

 コンパクトな御本ですが、
 和菓子の知識を得たい御方、
 色とりどりの御菓子の写真にトキメキたい御菓子好きさんに、
 おすすめの和菓子ガイド、
 本屋さんでは、えーと、
 お料理の本のコーナーか、
 それとも、ライフスタイルかアート本のコーナーに
 置かれているのかしら?

「さがしてェみてねッ!」
「がるるぐっるがる!」(←訳:お花見する前に!)

 ぜひ、一読を♪
 
 
 
コメント
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