No.0088「AMX-014/R・ジャジャ」
H:20.0m/W:36.4t
役職は「お客様」になってました。
第88回「R・ジャジャ」
「R・ジャジャ」は、量産計画から外れた機体を指揮官専用機として改修した機体で、旧公
国軍の「ギャン」を思わせるフォルムを持っています。
アクシズでは一般の量産機とは別に上級士官用に1機だけの専用MSが開発されており、こ
れはアクシズでの騎士道教育の一端とも言えるもので、パイロットのステイタスともなって
います。ただ、現実的に巡洋艦の指揮官クラスの士官に一から専用機を開発するというわけ
ではなく、量産機の開発過程において試作された機体を利用する形で建造されています。
それでも、試作機には量産機にはない利点があり、テストを重ねた完成機ではない故の高性
能さが秘められている場合もありました。これは量産機として一般のパイロットに合わせた
デチューンが行われておらず、ともすればクセの強い機体であっても実戦経験の豊富なパイ
ロットにとっては、自身の技術が遺憾なく発揮できる場合も多かったからです。これは旧公
国軍時代からの伝統と言っても過言ではなく、熟達したパイロットは機体の特性を活かした
戦法を編み出しています。
また、試作機であるために敵勢力に機体のデータがないと言うことも利点に挙げられます。
この時代のMS戦においては、敵MSの機体データの収集が戦術上重要なウェイトを占めて
おり、CG映像にしても敵MSの形状を予め入力しておかなければ、クリアな映像を得るこ
とは出来なかったと言われています。このため、量産機であっても不要な擬装を施し、敵を
混乱させるという方法も取られたようです。
話を戻して「R・ジャジャ」ですが、「ギャン」をベースに試作された機体を流用し、キャ
ラ=スーン専用機として改装した機体で、白兵戦能力を重視して開発されており、本機の特
徴とも言える部分として両肩にバリアブル・シールドと呼ばれる防御楯と機動スラスターを
兼ねる可動式のシールドが装備されています。この装備は、多方向からの攻撃に対する防御
を行うとともに、機体の機動性を高めることにも役立っています。合わせて本機唯一の固定
装備であるミサイルランチャーも両肩に備えられています。
また、ヒート剣の付属するビームライフルや、独特の形状を持つビームサーベルなど、他の
機体には見られないオプション兵装も開発されています。このビームライフルは、同じく量
産選考に漏れたザクIIIの携行武装としても採用されています。
以上で第88回の講義を終了いたします。
次回の第89回では「ハンマ・ハンマ」についてお話しいたします。
H:20.0m/W:36.4t
役職は「お客様」になってました。
第88回「R・ジャジャ」
「R・ジャジャ」は、量産計画から外れた機体を指揮官専用機として改修した機体で、旧公
国軍の「ギャン」を思わせるフォルムを持っています。
アクシズでは一般の量産機とは別に上級士官用に1機だけの専用MSが開発されており、こ
れはアクシズでの騎士道教育の一端とも言えるもので、パイロットのステイタスともなって
います。ただ、現実的に巡洋艦の指揮官クラスの士官に一から専用機を開発するというわけ
ではなく、量産機の開発過程において試作された機体を利用する形で建造されています。
それでも、試作機には量産機にはない利点があり、テストを重ねた完成機ではない故の高性
能さが秘められている場合もありました。これは量産機として一般のパイロットに合わせた
デチューンが行われておらず、ともすればクセの強い機体であっても実戦経験の豊富なパイ
ロットにとっては、自身の技術が遺憾なく発揮できる場合も多かったからです。これは旧公
国軍時代からの伝統と言っても過言ではなく、熟達したパイロットは機体の特性を活かした
戦法を編み出しています。
また、試作機であるために敵勢力に機体のデータがないと言うことも利点に挙げられます。
この時代のMS戦においては、敵MSの機体データの収集が戦術上重要なウェイトを占めて
おり、CG映像にしても敵MSの形状を予め入力しておかなければ、クリアな映像を得るこ
とは出来なかったと言われています。このため、量産機であっても不要な擬装を施し、敵を
混乱させるという方法も取られたようです。
話を戻して「R・ジャジャ」ですが、「ギャン」をベースに試作された機体を流用し、キャ
ラ=スーン専用機として改装した機体で、白兵戦能力を重視して開発されており、本機の特
徴とも言える部分として両肩にバリアブル・シールドと呼ばれる防御楯と機動スラスターを
兼ねる可動式のシールドが装備されています。この装備は、多方向からの攻撃に対する防御
を行うとともに、機体の機動性を高めることにも役立っています。合わせて本機唯一の固定
装備であるミサイルランチャーも両肩に備えられています。
また、ヒート剣の付属するビームライフルや、独特の形状を持つビームサーベルなど、他の
機体には見られないオプション兵装も開発されています。このビームライフルは、同じく量
産選考に漏れたザクIIIの携行武装としても採用されています。
以上で第88回の講義を終了いたします。
次回の第89回では「ハンマ・ハンマ」についてお話しいたします。